【ビニールテープ巻き】電工の基本!内線規程と比べると? 電工35年『我流解説』
電気おやじ
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【ビニールテープ巻き】電工の基本!内線規程と比べると? 電工35年『我流解説』
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今回は内線規程に照らし合わせながら、ビニールテープの巻き方について、電工35年の『我流解説』をしていきます。
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00:00 オープニング(技能試験と現場のテープ巻き)
01:15 使用する絶縁テープについて
01:36 実演:電工35年の基本「おやじ巻き」(先端の平潰し・折り返し)
03:36 内線規程の基準(半幅以上・2回以上/4層以上と電線の太さ)
05:08 実演:先端で巻き方向を変えない巻き方
06:20 実演:先端を「たすき掛け」で包む巻き方
07:18 巻き方の違いと断面での比較
08:00 電線の太さと巻き回数(VVF 1.6mmと2.6mmの絶縁体の厚み比較)
09:00 実演:太い電線(CV22)の場合の巻き方(圧着〜おやじ巻き+たすき掛け)
12:37 CV22テープ巻きの断面確認と巻き回数の考え方
13:19 我流の小技:狭い場所で便利な「小巻きテープ」の作り方・使い方
14:30 まとめ・ご安全に!
私たち電工が接続部に使うのは、電気絶縁用のビニールテープです。
私が電工見習の頃は、すでに差し込み型コネクターもありましたが、まだまだE形スリーブが主流でビニールテープ巻きをよくしていました。
現在の第二種電気工事士の技能試験ではビニールテープを巻く作業はありません。そのこともあって実際の巻き方を教わる機会も以前より少なくなっているように思います。
You Tube を通じて知ったのですが、ビニールテープの巻き方にはいろいろな流派があるようです。
◎私が教わった巻き方『おやじ巻き』(私の動画ではおやじ巻きとしています)
・半幅以上重ねながら、電線の先端より先まで巻き進める。
・その先を平らにつぶし、電線の先端を包み込むように折り返して巻き始めまで戻る。
----これで1往復----
・さらにもう1往復しますが、先端まで行ったら先ほどとは逆向きに折り返します。
『おやじ巻き』の特徴は、先端で折り返すたびに巻き方向が反対(逆向き)になることです。
・この『おやじ巻き』を内線規程と照らし合わせてみます。
・内線規程の表には、ビニールテープ巻きは【半幅以上重ねて2回以上巻く(4層以上)】とあります。
・ここで言う1層とは、ビニールテープ1枚分の厚みです。
・半幅重ねて巻くと重なったところは2層、折り返して半幅以上重ねて巻き始めまで戻ると4層になる計算ですが、テープ巻きの回数は【上表を最低とし、電線の太さに応じて増加すること】とあります。
・1往復で仕上げる方もいますが、私が教わったのは2往復するやり方です。半幅重ねで同じ部分を4回覆うので、計算上は8層になります。ただし、巻き始めや先端の折り返し部分のテープの重なり方に違いがあります。
◎『おやじ巻き』ではない巻き方
①『おやじ巻き』と特に違うのが、折り返しても巻き方向を変えない巻き方。
(実際に教わっていないため細かなところは違います)
・半幅以上重ねながら、電線の先端より少し先まで進める。(おやじ巻きと同じ)
・テープの向きを変えずに先端部分を倒すように折り返し巻き始めまで戻る。
----これで1往復----
・さらに同じ方法でもう1往復します。
②『おやじ巻き』と特に違うのが、折り返さない巻き方。
・半幅以上重ねながら、先端まで巻き進めたら先端を覆うようにたすき掛けで斜めに巻きます。
・そこから巻き始めに戻る。
----これで1往復----
・さらに同じ方法でもう1往復します。
3つのやり方をやってみました、並べてみると巻いている途中のやり方は違っても、仕上がりの見た目に大きな違いはありません。
今回確認した内線規程には、重ね幅と巻く回数の最低は書いてありますが、折り返し方までは書かれていません。誰に教わったか、どんな現場で覚えたかによって違いがあるのかもしれません。とても興味深いです。
一つ考えたいのが、何回巻けば十分なのか?ということです。
内線規程では、【接続部分とその電線の絶縁物と同等以上の絶縁効力があるもので十分に被覆する】よう、求めています。
備考にも【巻く回数は上表を最低とし、電線の太さに応じて増やすよう】書かれています。
VVFケーブルの1.6mmと2.6mmを見比べると芯線を覆う白と黒の絶縁物の厚みも違います。なので『おやじ巻き』と同じ2往復していれば良い!と言うことではなく、接続する電線の絶縁物や使うテープの厚みに応じて必要な巻き回数を各々で考えることが大切だと思います。
◎太い電線の場合の『おやじ巻き』を紹介します。
・半幅以上重ねながら、電線の先端より少し先まで進めます。
・VVFなどの細い線と同じですが、先端付近は少しすぼめて形を整え平らにつぶしてから折り返すと折り返した部分の角が出にくく先端に沿わせやすく密着しやすくなります。
・先端を丸く整えるように、たすき掛けで巻いて包みます。
・半幅以上重ねながら巻き始めに戻る。
----これで1往復----
・さらに同じ方法でもう1往復します。
これは、『おやじ巻き』と『たすき掛け』を加えた合わせ技です。
※ たすき掛けを加えた先端部分は、テープの厚みも増えます。接続部分全体の被覆が十分になるよう、私は自分の感覚で巻く回数を調整しています。
狭い所でテープを巻くとき、この巻きがもう少し小さければと思うことはありませんか?そんな時私は小さな巻きのビニールテープを作り使っています。作り方の詳細は別動画がありますので、興味のある方は是非ご覧ください。
電気おやじの『我流解説』
検索すればすぐに解答が出てくる便利な世の中ですが、それが個々の現場におけるすべての正解とは限らないと思います。
実際の現場の状況や、職人が長年の経験から得た知識をベースに、 規定を理解した上でそれぞれが導き出した「最適なやり方」があります。
私の解説も、そうした数あるやり方のひとつです。
一つの引き出しとして、参考にしてもらえたら嬉しいです。
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