【第6話】亡霊の聖域(サンクチュアリ)- 30年前の極秘調書と1500億円の祭壇
幻影の世界線
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【第6話】亡霊の聖域(サンクチュアリ)- 30年前の極秘調書と1500億円の祭壇
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「あっちの世界では日本が勝利し、第111號艦が完成した――」
30年前に「発熱による譫妄(せんもう)」として処理された極秘調書の真実。何らかの実験の暴走により、次元の狭間へと弾き出された帝国海軍の技術将校。
「奴が生きているなら、必ず現れる」
その言葉を遺した男を誘き寄せるため、総理は1500億円という巨額の国家予算を投じる決断を下す。社会がデモと狂騒に包まれる中、極秘裏に進められる「第111號艦」の完全復元プロジェクト。
冷たい鋼鉄にスタッドボルトを正確に溶接し、最高級の檜(ひのき)板を敷き詰め、木栓で美しく蓋をしていく――。現代の造船技術と伝統の職人技によって、3年の歳月をかけて蘇る巨大な鋼鉄の城。
それはもはや兵器ではなく、異次元の主を呼び戻すための、あまりにも巨大で美しい「祭壇」だった。
歴史のIFと現代のサスペンスが交差する、急展開の第6話。
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