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嫁いだばかりの末嫁を、真冬の山奥の炭窯へ追いやった姑。背負わせたのは、灰の壺二つだけだったが… | 昔話 | 日本昔話 | 日本民話 | 江戸時代

民話の語り部

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嫁いだばかりの末嫁を、真冬の山奥の炭窯へ追いやった姑。背負わせたのは、灰の壺二つだけだったが… | 昔話 | 日本昔話 | 日本民話 | 江戸時代

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民話の語り部
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木曾寄りの山里。十二歳のお鈴は、十四歳の今吉に嫁いだばかりでした。ところが真冬のある日、姑・お綱は突然、末の夫婦を山奥の古い炭窯へ追いやります。肥えた田も瓦の家も兄夫婦のもの。お鈴の背負子に載せられたのは、なぜか灰の詰まった壺二つだけでした。 しかもその壺は、灰とは思えぬほど重い。 雪の十里道を越えた先に待っていたのは、崩れかけた炭窯と、屋根も半分落ちた庵でした。けれどお鈴は、嫁入りしてから姑に厳しく叩き込まれた「火の色を見る目」と灰の扱い方を使い、今吉とともに三十年眠っていた白炭の窯を蘇らせていきます。 やがて山の下では、兄・太一の博奕によって家も田も借金取りの手へ渡ってしまいます。そしてついには、二人が命懸けで再生させた炭窯まで奪われようとすることに――。 追い詰められたお鈴は、とうとう姑に「壊すな」と言われ続けた灰の壺を開きます。 すると灰の中から現れたのは、銭の包み、古い証文、そして姑からの一通の手紙。 なぜ姑は、嫁いだばかりの幼い夫婦を真冬の山へ送ったのか。 なぜ布団まで取り上げ、灰の壺だけを背負わせたのか。 そして、なぜお鈴に火の扱いだけをあれほど厳しく教え込んだのか――。 HUY_25 鬼のように見えた姑の仕打ちの裏には、誰にも悟られてはならない深い覚悟が隠されていました。 財産は奪われても、生きる力までは奪われない。 「火を扱う手一つあれば、人は飢えぬ。」 灰の壺二つに託された、姑と幼い嫁の切なくも温かい人情物語を、どうぞ最後までお楽しみください。 #江戸昔話帖 #昔話 #日本昔話 #日本民話 #江戸時代 #人情話 #嫁姑 #幼い花嫁 #炭焼き #白炭 #灰の壺 #家族の秘密 #感動朗読 #人生逆転