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南アルプスにシカの大群 山肌埋め尽くす500頭 地元住民「見たことない」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年8月30日)

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南アルプスにシカの大群 山肌埋め尽くす500頭 地元住民「見たことない」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年8月30日)

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 南アルプスの山肌を埋め尽くす、おびただしい数のシカが撮影されました。少なくとも500頭近くはいるとみられ、地元で長年生活する人も「こんな数は見たことがない」と衝撃を口にしています。 ■南アルプスにシカの大群  低空旋回していたヘリコプターから撮られた映像です。すさまじい数の野生のシカが群れています。  今月1日午前10時半ごろ、長野県の南アルプス、伊那市と大鹿村の境にある二児山の北側の斜面で撮影されました。  シカの大群を目撃し、おもわずスマホで動画を撮ったのは、ヘリコプターの整備士・川崎さんです。 東邦航空 川崎龍未整備士 「芝生の色が変わっているのかと思ったが、近づいていくにつれてシカの大群だと分かって。普段からきれいな景色とかは撮るようにしているが、シカの大群を見て正直ゾッとした、衝撃的な感じ」  実は先月も同じ場所を飛行した同僚がシカの大群を目撃していました。 「200から300頭はいたんじゃないかなと思う」  実際に番組のスタッフが画面を止めて数えてみたところ450頭以上のシカがいました。もちろん画面の外にはまだまだいます。 ■シカの食害で花畑全滅  同じ南アルプスにある山小屋の管理人・斎藤さんは、これほどの大群は見たことがないと話します。 馬の背ヒュッテ 管理人 斎藤しのぶさん 「日本の景色じゃない、野生の王国だなと。ずっとこの山で働いていますけど、ああいう光景を見たのは初めて。自分たちの想像を超えて、あれだけの数のシカが生息していることに、まだ自分は何も知らなかったなという思いです」  ただ、過去にはシカによる食害に悩まされてきたといいます。実際に見てみると。 「(Q.ここ一面に花畑が?)そうですね」 「この小屋の周辺も花畑が有名だったが、シカの食害の影響で花畑がなくなってしまった」  また、花畑を作ろうと、柵を設置していますが…。 「あれだけの数のシカを見てしまうと、どうしたらいいのかな」 ■シカ増加 要因は?  実際、長野県のシカの数は増え続けています。県の調べによると、今から10年前は15万頭ほどでしたが、もっとも最近のデータである2024年には22万頭を超えました。その要因を専門家が分析します。 信州大学 農学部 池田敬助教 「昔に比べて狩猟者が高齢化して減少している。積雪が減ることにより冬季に死亡する個体が少なくなっている」  さらに林業が衰退し、人間が入らない場所が増えたため、シカの生息地が広がったことも要因の一つだといいます。  シカの増加に伴い被害も深刻化しています。長野県のホームページによれば、農業被害額は年間約1億9000万円、林業被害額も約1億円を超えています。(いずれも24年度現在)。 ■他県でも被害 影響は…  ただ、長野県だけで、シカが増えているわけではありません。  京都ではシカの食害により山肌が露出。夏の伝統行事「京都五山の送り火」の運営が危うくなるなどの影響が出ています。  さらに、見事に咲き誇るヒマワリで有名な郡山布引風の高原では、9ヘクタールに及ぶヒマワリ畑、コスモス畑、それぞれの苗がシカに食い荒らされ、跡形もなく消えてしまいました。 郡山湖南まつり実行委員会 村松千尋副実行委員長 「ヒマワリの苗がなくなっていた。全滅に近いような状況」  結果、今月開催予定だった祭りは中止となりました。  各地で増えるシカによる食害、その影響について専門家は…。 池田助教 「(シカの食害で)森林が枯死してしまい倒れてしまうと、そこに大雨が降ると直接土壌にあたり、土壌の浸食が進んでしまい土砂崩れが発生する可能性がある。ある程度、数を減らすためには人間側が対策をしていかないといけないと思う。捕獲数がまだ全然足りていない状況で、人間側がもっと捕獲をしていかないといけない」 (2026年8月30日放送分より) [テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp