【異世界ケルト音楽】いつか、あの街への物語 | 作業用BGM、 ケルト音楽 | 癒し・読書・夢を見る時間に Someday, I'll Reach That City
異世界 Fantasia BGM
0:00 / 0:00
【異世界ケルト音楽】いつか、あの街への物語 | 作業用BGM、 ケルト音楽 | 癒し・読書・夢を見る時間に Someday, I'll Reach That City
930 просмотров · 3 недели назад
異世界 Fantasia BGM
3,48 тыс. подписчиков
930 просмотров · 3 недели назад
物語 — 「小さな島の、大きな窓」
少女の住む島は、とても小さかった。
家が十軒。畑がすこし。桟橋がひとつ。
雲の海にぽつんと浮かぶ、その島のむこうには、いつも、大きな街が見えていた。
円盤のかたちをした、巨大な浮遊都市。
夜になると、数えきれない窓に金色の灯りがともって、それはもう、星の集まりのように美しかった。
少女は、毎晩、桟橋のさきに立って、その街を見上げるのが好きだった。
——いつか、あそこへ行ってみたい。
あの街には、大きな図書館があるという。劇場も、学校も、なんでもあるという。
ここには、なにもない。桟橋と、畑と、風だけ。
「いいなあ」
少女は、よくそう言った。
「あそこにいる人は、しあわせだろうなあ」
ある日、その大きな街から、船に乗って、ひとりの旅人がやってきた。
船を直すために、この島に、しばらく滞在することになったのだ。
少女は、うれしくて、たくさん質問をした。
大きな街はどんなところ? 図書館は? 劇場は?
旅人は、ひとつひとつ、ていねいに答えてくれた。
そして、答えおわると、少女に、こう聞いた。
「きみは、この島のこと、どう思ってる?」
「え……なんにもない島です。ちいさくて、たいくつで」
旅人は、笑った。
そして、桟橋のさきに立って、少女とおなじほうを——いや、ちがうほうを、見た。
「ぼくは、この島に来てから、はじめて知ったことがあるよ」
「なんですか?」
「星が、こんなに見えるんだね」
少女は、顔をあげた。
あたりまえのようにそこにある、いつもの夜空。
「あの街はね、明るすぎて、星が見えないんだ。灯りがきれいすぎて、空を見上げる人も、あまりいない」
旅人は、ふうっと息をついた。
「それに、この風の音。この静けさ。あの街には、どこにもないよ。……ぼくは、この島に来て、やっと、ぐっすり眠れるようになった」
少女は、しばらく、なにも言えなかった。
——あたりまえだと思っていたものが、だれかの、あこがれだったなんて。
旅人は、やがて船を直して、大きな街へ帰っていった。
去りぎわに、こう言った。
「いつか、あの街へおいで。ぼくが案内するよ。——でも、そのときは、ちゃんと、この島に帰っておいで。ここは、いい島だから」
その夜も、少女は桟橋に立った。
大きな街の灯りは、あいかわらず、美しかった。
いつか行ってみたい、という気持ちも、変わらなかった。
でも、ひとつだけ、あたらしいことがあった。
少女は、街を見上げたあとに——ふりかえって、じぶんの島も、ながめるようになったのだ。
十軒の家。すこしの畑。風の音。満天の星。
「……ここも、けっこう、いいところなんだな」
遠くにあこがれる心と、いま在る場所をいとおしむ心。
そのふたつは、ちゃんと、いっしょに持っていられるのだった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
果てしない青い雲海に、大きな大きな円盤の街が浮かんでいます。
金色の窓の灯りがきらめき、まわりには小さな浮き島が、いくつも静かにただよっています。
桟橋のさきに立つ銀髪の少女が、その街を、じっと見上げて——
「いつか、あそこまで行けるかな。……ううん、きっと行ける」
曲の最初の瞬間から、歌詞のない透き通る女性の歌声が広い空にひろがり、ケルトハープ・ロー・ホイッスル・チェロが奏でる、憧れのようにやさしいサウンドスケープ。読書、夢を思いだしたいとき、静かに心をあたためたいひとときのお供にどうぞ。
───────────────
▶ チャンネル登録で天空のファンタジーBGMをお届けします
🌌 遠くの目標を、思いうかべながら
───────────────
chapter
0:00 Someday, I'll Reach That City
4:09 Someday, I'll Reach That City 2
7:16 Someday, I'll Reach That City 3
11:00 Someday, I'll Reach That City 4
14:13 Someday, I'll Reach That City 5
18:08 Someday, I'll Reach That City 6
21:10 Someday, I'll Reach That City 7
25:07 Someday, I'll Reach That City 8
29:27 repeat
58:54 映像切り替わり
#浮遊都市 #ケルト音楽 #ファンタジーBGM #癒しBGM #読書用BGM #女性ボーカル #幻想的 #雲海
Above an endless sea of blue clouds floats an immense disc-shaped city, its golden windows glittering, small islands drifting quietly all around it. A silver-haired girl stands at the end of a pier, gazing up at it — as if to whisper, "will I ever get there? …No. I know I will."
From the very first second, a wordless crystalline female voice spreads across the open sky, joined by Celtic harp, low whistle, and cello — a soundscape as gentle as longing itself, woven for reading, remembering your dreams, and quietly warming the heart.
───────────────
▶ Subscribe for sky-bound Fantasy BGM
🌌 While picturing a faraway goal
───────────────
#FloatingCity #CelticMusic #FantasyBGM #HealingMusic #ReadingMusic #FemaleVocals #SkyCity #Dreams