帳簿300万の明軍 vs 16万の戦国日本。なぜ勝ったり負けたりした?【全軍備くらべ】
軍備くらべ
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帳簿300万の明軍 vs 16万の戦国日本。なぜ勝ったり負けたりした?【全軍備くらべ】
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同じ将軍の明軍が、平壌では大砲で城門を砕き、約20日後の碧蹄館では敗れました。
鉄砲の戦国日本と、大砲の明。文禄の役(1592〜93年)の軍備を11項目で比べ、この差がどこから来たのかを見ていきます。
結果は、日本4、明2、引き分け3、判定なし2。これは軍備の比較であり、戦争の勝ち負けを判定するものではありません。
文禄の役は、日本が朝鮮へ攻め込んだ戦争で、朝鮮では壬辰倭乱と呼ばれます。戦場になった朝鮮の人々が、最も大きな被害を受けました。
史料にもとづく比較であり、現代の政治とは関係ありません。
■チャプター
0:00 同じ明軍が、なぜ逆に?
0:48 1 兵の数
1:22 2 銃
2:36 3 大砲
4:17 4 歩兵
5:03 5 甲冑
5:33 6 陣地
6:42 7 騎兵
7:36 8 刀と答え
8:32 9 船
9:10 10 兵站
9:44 11 お金
9:57 まとめ
■数字について
・戦場の記録は主に朝鮮と明のものです。日本側の書状は今回確認できていません。
・明の「帳簿300万、実際約84万」は当時の見積もりで、研究者の著作からの孫引きです。
・日本の約16万は陣立書の計画の数で、実際に渡った数ではありません。
・佛郎機、虎蹲砲の重さは「斤」から、距離は「丈」から換算した概数です。直線距離は計算です。
■参考文献(原文を確認したもの)
『宣祖修正実録』二十五年、二十六年(維基文庫)
『明史』巻238 李如松伝、巻92 兵志(維基文庫)
戚継光『紀效新書』巻十八 治水兵篇(維基文庫)
趙長征「戚継光御倭的鴛鴦陣戦術」『文史知識』2015年9期
■参考文献(他の文献の引用で確認したもの)
柳成龍『懲毖録』/『紀效新書』長刀の条
K. Swope, "Crouching Tigers, Secret Weapons" (2005), A Dragon's Head and a Serpent's Tail (2009)/S. Turnbull, Samurai Invasion (2002), The Samurai Invasion of Korea (2008)/S. Hawley, The Imjin War (2005)
宇田川武久・齋藤努の研究(KAKEN)/S. Morillo, Guns and Government (1995)/平尾良光ほか(鉛の産地)
■画像・映像
AI生成イメージ・映像(Google Flow):武器と兵の姿は実物の資料・写真と照合して作成。火縄銃はメトロポリタン美術館の実物(CC0)をもとに作成。模型の場面は実際の様子や人数を示すものではありません。
出警図(明代)、火龍経、車銃図、籌海図編、長篠合戦図屏風、肥前名護屋城図屏風ほか:パブリックドメイン
火縄銃・当世具足:メトロポリタン美術館 CC0
佛郎機:Shizhao(CC0)/明の青銅砲:Gary Lee Todd(CC BY-SA 4.0)
火縄銃:pdeaudney(CC BY 2.0)、オークランド博物館(CC BY 2.0)/演武:サフィル(CC BY-SA 4.0)/弓:inazakira(CC BY-SA 2.0)
大筒:Uploadalt(CC BY-SA 3.0)/国崩し複製:Twilight2640(CC BY-SA 3.0)/安宅船模型:Aspere(CC BY-SA 4.0)
釜山:ブルーノ・プラス(CC BY-SA 4.0)/西生浦倭城跡:Gpwitteveen(CC BY-SA 4.0)/米子城の登り石垣:Saigen Jiro(CC0)/米俵:big-ashb(CC BY 2.0)
地図:Natural Earth(海岸線のみ)
音声:VOICEVOX 青山龍星 音楽:"Drums of the Deep" Kevin MacLeod (incompetech.com) Licensed under Creative Commons: By Attribution 4.0 License