Donny Hathaway - Live at Newport Jazz Festival [Carnegie Hall, New York, NY, June 30th 1973]
JELLYE ISHIDA
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Donny Hathaway - Live at Newport Jazz Festival [Carnegie Hall, New York, NY, June 30th 1973]
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JELLYE ISHIDA
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[ Track List ]
00:27 1. Flying Easy
03:30 2. Valdez In The Country
07:52 3. Someday We'll All Be Free
14:33 4. Nu-Po
22:30 5. Love Love Love
26:53 6. The Ghetto
[ Personnel ]
・Donny Hathaway - vocals, piano, electric piano
・Gil Silva - guitar
・Bassie Saunders - bass
・John Sussewell - drums
・Chuggy Carter - congas
【 Live at Newport Jazz Festival, Carnegie Hall, New York, NY, June 30th 1973 】
● the afternoon show/6 P.M.:Carnegie Hall. Donny Hathaway, Herbie Mann Quintet and the Family of Mann.
通常「Donny Hathaway (ダニー・ハサウェイ)」と言えば、1970年代初頭の最も輝かしいライブクラブパフォーマンスのいくつかであると多くの人が考える、1971年に録音、1972年に発表したライブアルバム『LIVE』を思い浮かべる人が多数であろう。
1972年のライブアルバム『LIVE』は、ハサウェイのソロ・アルバムとしては最大のヒット作で、ロバータ・フラックとのコラボレーション作品を除けば、自身唯一のゴールドディスク認定アルバムとなった。
ライブアルバム『LIVE (1972年)』は確かに彼のキャリアを代表する名作ながら、翌年の1973年にニューヨークで開催された『Newport Jazz Festival (ニューポート・ジャズ・フェスティバル)』での公演は、それ以上に最も脂が乗り切っていた時期のライヴと言われている。
1973年の『ニューポート・ジャズ・フェスティバル』への出演は、6月30日のニューヨーク州ニューヨーク「カーネギー・ホール (午後6時と午後10時の2回公演)」での公演を皮切りに、7月8日のニューヨーク州ユニオンデール「ナッソー・コロシアム」のグランドフィナーレ ( • Donny Hathaway - Live at Newport Jazz Fest... ) 、7月28日のマサチューセッツ州ボストン「フェンウェイ・パーク」にて3回公演している。
6月30日のニューヨーク州ニューヨーク「カーネギー・ホール」での公演(午後6時と午後10時の2回公演)は録音され、後にいくつかのレコードで公開された。
1974年、「Valdez In The Country」はブッダ・レコードから『Recorded Live At Newport In New York』というLPコンピレーションで出版された。1980年、『In Performance』というライブ・コンピレーションが出版され、ハサウェイが『ニューポート・ジャズ・フェスティバル』出演のために特別に書いた新曲「Nu-Po」が収録された。2004年には、『These Songs For You, Live !』という別のライブ・コンピレーションがリリースされ、他の3曲「Flying Easy」「Valdez In The Country」「Someday We'll All Be Free」が収録されている。
そして、2010年には「Warner Music France」がボックスセット『Someday We'll All Be Free』にて、既に収録公開された先の「Flying Easy」「Valdez In The Country」「Someday We'll All Be Free」に加えて、「Love Love Love」と「Nu-Po」のイブニングショーの別のバージョンとなる未発表のライヴ・トラックの2曲が高音質で収録された。
しかし、1973年6月30日のニューヨーク州ニューヨーク『カーネギー・ホール』での公演は、「the afternoon show/6 P.M.:Carnegie Hall. Donny Hathaway, Herbie Mann Quintet and the Family of Mann」と「the evening show/10 P.M.:Carnegie Hall. Donny Hathaway, Black Heat with David Newman」の2回公演をハサウェイは務めていることからすれば、これまで収録されている音源だけでは、その詳細(セット・リスト等)を把握しきれない・・・。
ところが近年、関係者から流出した完璧なサウンドボード音源によって、カーネギー・ホール公演の「the afternoon show/6 P.M.」ライブ全長版全6曲(IntroductionとBand Introductionを含む8トラック)については詳細が明らかになった ‼
カーネギーホールでのハサウェイのセット・リストには、、彼の野心的な野心的なニューアルバム「Extension Of A Man (エクステンションズ・オブ・ア・マン)」からのオリジナル4曲が含まれており、、彼の多才なソウルシンガー、作曲家、アレンジャー、キーボード奏者としての実力とすべてが彼のホットな新しいバンドの強力なソウル、ファンク、ジャズ・チョップを余すところなく披露してる。
ライブのオープニングは、1976年にワーナー・ブラザース・レコードからプラチナセラーになったギタリストでボーカリストであるジョージ・ベンソンの「Breezin'」のテンプレートとして機能したように聞こえる、スムーズジャズの魅力的な先駆けである活気に満ちた「Flying Easy」で始まる。
セット・リストの次の曲である、彼の独創的なジャズ・フュージョン・インストゥルメンタル「Valdez in the Country」は興味深いことに、ベンソンが1977年のアルバム「In Flight」でカバーしたことである。また、ギタリストのリー・リトナーは、1976年にギタープレイヤー誌が発表し、MCAレコードからリリースされたコンピレーションでこの曲をカバーした。
次に、エレクトリックピアノからグランドピアノに切り替えたハサウェイは、背筋がゾクゾクするようなゴスペルにインスパイアされた威厳のある超越的なメッセージソング「Someday We'll All Be Free」を熱唱。
4曲目の彼の素敵なラテン風味のインストゥルメンタル「Nu-Po」(ニューポートへの俗語)は、彼がフェスティバルのために特別に書いた曲であり、ハサウェイはここでストレッチしつつ、エレクトリックピアノで大胆な方法で即興演奏し、彼のリズムセクションはその下でアフロキューバン・グルーヴを披露している。
5曲目には、アルバム『エクステンション・オブ・ア・マン』に戻ると、ハサウェイと彼のクルーは、1971年のマーヴィン・ゲイのソウル・アンセム「What's Goin' On」を彷彿とさせる、「Love, Love, Love」のソウルフルな演奏を披露する。
そしてラストは、ハサウェイのデビューアルバム「Everything Is Everything (エブリシング・イズ・エブリシング)」からのドライビング・インストゥルメンタルである「The Ghetto」で白熱したジャムを締めくくる。
ここで特筆すべきは、今回の公開音源『Live at Newport Jazz Festival [Carnegie Hall, New York, NY, June 30th 1973]』は、これまで収録された音源では把握できなかった詳細が部分的であるものの明らかになったことである ‼
第一に「イントロが少し長い」こと、第二に「 Extension Of A Manに関するスピーチを含む」こと、第三に「バンドのメンバー紹介が省略されていない」こと、第四に「Nu-PoがIn Performanceのアン・リミックス・ヴァージョン」であること、第五に「Love, Love, Loveの音源がフランスのボックスセットとは異なるバージョン (あるいは、「Someday We'll All Be Free」のヴァージョンは「the evening show/10 P.M.」の音源である可能性)」であること、そして最後は『ラスト・ナンバー「Ghetto」における素晴らしいノリと疾走感が、なぜこれまでオフィシャルに収録されなかったのか?』と言う疑問である・・・。
by JELLYE ISHIDA.