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「大任町の名前を勝手に出してもらったら困ります」和解を公然と否定する町長の真意 総務大臣(当時)の秘書に自治体から情報が漏れた問題 裁判後も混乱つづく 福岡

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「大任町の名前を勝手に出してもらったら困ります」和解を公然と否定する町長の真意 総務大臣(当時)の秘書に自治体から情報が漏れた問題 裁判後も混乱つづく 福岡

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福岡県大任町と田川市にニュースサイトの記者が情報公開請求した内容が当時の総務大臣の秘書に漏れた問題。 記者が両自治体を訴え和解したのが次の内容です。「情報公開請求をした事実が記者からではなく、大任町または田川市から国会議員の秘書に伝わった可能性が否定できないことを認める」 ところが、大任町の永原町長はこの和解内容と異なる主張を続けています。 いったい何が起きているのでしょうか。 福岡県田川市議会と大任町長の対立 田川市議会 「起立多数であります。よって議員提出議案第53号は原案の通り可決しました」田川市議会は去年12月、「永原譲二大任町長の田川市議会に対する不当な政治的な介入に関する抗議の決議」を可決しました。田川市議会 佐藤俊一 議員 「永原譲二大任町長による市議会への不当介入を許すことは『田川市議会の自律権の放棄』を意味しており、これは田川市民への背信行為に他ならない」 決議の理由の一つは去年11月の議会です。RKB 今林隆史 記者 「情報漏えい問題について田川市議会で説明しているのは、大任町の永原町長です」 「印象操作」田川市の百条委員会に注文つけた大任町の町長 大任町の永原譲二町長は田川市議会が設置した調査特別委員会=百条委員会に注文を付けました。大任町 永原譲二 町長 「大任町の名前を勝手に出してもらったら困ります」この百条委員会はニュースサイト「ハンター」の記者が2021年、大任町と田川市に情報公開請求した内容が当時の総務大臣だった国会議員の秘書に漏れた問題を調査するものです。 これに対し、永原町長は「越権行為」と反発しています。大任町 永原譲二 町長 「田川市の議会でおこった百条委員会ですから、法律的に田川市の行政事務に関する調査ということに限定されます。それが『大任町、大任町』と頻繁に議員の方々が名前を出し、印象操作を行っている」 総務大臣の秘書からかかってきた1本の電話 きっかけは、2021年6月、当時総務大臣だった国会議員の秘書からニュースサイトの記者にかかってきた一本の電話です。 国会議員(当時)の秘書 「大任町とかに情報開示請求してます?田川(市)も大任(町)も大体もう、うちの応援をしていただいる関係もあるんで」 国会議員(当時)の秘書「それはビビリますよ。こんな情報開示請求きたら」 記者 Q 別に大臣が気にしているわけじゃないんでしょ? 国会議員(当時)の秘書「気にしていますよ」 記者が提訴 和解の中身とは ニュースサイトの記者が損害賠償を求め、大任町と田川市を提訴。「情報公開請求をした事実が記者からではなく大任町または田川市から秘書に伝わった可能性が否定できないことを認める」 「田川市と大任町は今後情報管理を徹底する」 「原告は請求を放棄する」 の3点を柱に去年8月和解が成立しました。 和解成立したのに・・・情報漏洩を否定し続ける町長 この和解について永原町長は・・・大任町 永原譲二 町長 「大任町は認めておりません、情報漏えいを。内容見てわかる通り誰から第三者に漏れたかも分からないということを裁判長が言ったので『それは認めますよ』と。限定してません。誰が漏らしたとか、判決の中にありません」 永原町長が情報漏えいを否定する根拠としたのは、秘書が法廷で請求内容を「事前に記者から聞いた」と主張したことです。大任町 永原譲二 町長 「秘書は、聞いたのは、ハンターの(記者の)中願寺さんです、とはっきり証言しています。田川市や大任町から出た情報じゃないんです。それは秘書の方はっきり言ってます」 問題となった秘書からの電話 最初に録音されていた音声は・・・ 問題となった電話の最初のやりとりです。 国会議員(当時)の秘書「ご無沙汰しています」 ニュースサイト記者「●●さん、どうもどうも」 国会議員(当時)の秘書「お元気ですか?」 裁判長「この録音を聞いているとそういう風に読めない」 事前に記者から聞いていたと主張した秘書に対し、法廷で裁判長は「この録音を聞いているとそういう風に読めない」と指摘。 「この電話で情報公開請求したことを確認したのではないか」と尋ねた裁判長に対し、国会議員の秘書は「はい」と返答しています。この結果、和解には情報公開請求の内容を伝えたのが「原告」=つまり記者ではないとわざわざ書かれたのです。 「これ虚偽です。偽証ですね」記者が議会で証言 田川市議会で証言したニュースサイトの記者は・・・ニュースサイト記者 「秘書は、私から事前に聞いていたということを申し上げられましたんですけど、これ虚偽です。偽証ですね、はっきり言うならば。だから裁判所は、『原告ではなく』というのを一項入れてくださいと言ったら、当然ですねということで、一項を入れられたということです。原告ではなくと、私じゃないよ、とここでうたってあります。それに応じたということです、両自治体は」 記者は目的としていた情報漏えいが認められたことから賠償の請求を放棄し和解に応じたとしています。 この和解には、大任町と田川市は「今後、情報管理を徹底する」ことも盛り込まれています。 「矛盾しませんか」記者の質問に 永原町長は、この点に触れず独自の主張を続けました。大任町 永原譲二 町長 「調査とは事実を積み上げて結論を出すものであるというふうに理解いたしております。悪いことしたら警察に捕まってますよ。さも何かかんかとか言いますよね」議会終了後、話を聞こうと待っていた記者の姿に気づくと…RKB 今林隆史 記者 「町長、今日のお話、和解の内容と矛盾しませんか」 大任町 永原譲二 町長 「ちょっと」 RKB 今林隆史 記者 「矛盾しませんか」質問には答えず立ち去ろうとする永原町長。RKB 今林隆史 記者 「情報管理の徹底なぜしないといけないんですか。大任町から伝わった可能性は否定できないとなっていますけど、なぜそんな和解結ばれたんですか」雄弁だった市議会での姿から一転、カメラの前で説明することはありませんでした。 半数以上の議員が欠席「不当な議場占拠だ」 この日、半数を超す10人の田川市議が「他自治体トップの不当介入」を理由に出席しませんでした。終了後に話を聞くと・・・田川市議会 辻智之 副議長 「不当な議場占拠だと言っても過言じゃないレベルの暴挙だと思っています。これを許してしまうと田川市の議会制民主主義がもう無茶苦茶になってしまう」 情報公開をめぐって混乱が続く田川地区。 裁判の和解に盛り込まれた「情報管理の徹底」は行われるのか、状況は不透明なままです。 詳細は NEWS DIG でも!↓ https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...