【少年時代の憧れを実現】夢追いの足跡
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【少年時代の憧れを実現】夢追いの足跡
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半世紀前に造られた懐かしバイクを集めた博物館が福山市にあります。
それは少年の頃からバイクに憧れていた1人の男性の夢が
実現したものでした。
国内で唯一量産された、ロータリーエンジン搭載のバイク。
そして、1955年創立の「ヤマハ発動機」が、
その年に発売した最初のバイク。
並ぶのは、1970年頃に造られ、当時のライダーが憧れた
名車の数々です。
福山市加茂町の「オートバイ旧車ミュージアムF6」。
展示するのは、およそ70台のクラシックバイクです。
★訪れた人は
「岡山市の方から来た」
「僕らの年代より少し古かったけど懐かしかった」
館長を勤める加藤稜美さん・67歳です。
バイクに興味を持ち始めたのは15歳の頃。
雑誌を眺めては憧れを募らせたのが、
「カワサキ」が1970年に売り出し、
「ボブキャット」の愛称で親しまれたこのバイクです。
■オートバイ旧車ミュージアムF6 加藤稜美 館長
「カワサキのオートバイが好きだった」
「一番欲しかったが(値段が高くて)なかなか買ってもらえなかった」
加藤さんは、26年前に金属部品のメーカーを創業。
更に関連会社を設立し、今では3社・従業員およそ60人を、
社長として率います。
しかしその間もバイクへの情熱を失うことはありませんでした。
そして仕事にも余裕が見えた頃に始めたのが、
バイクの収集でした、30台余りになった時、
「多くの人に見てもらいたい」と、一念発起。
博物館の建設を決めます。
展示でこだわったのが、半世紀以上前の製品を
新品同然の姿に戻すこと。
購入した車体は一度解体し、部品をひとつずつ洗浄します。
長年の走行で、簡単には落とせなくなったさびや汚れ。
専用の機械で対処します。
■オートバイ 旧車ミュージアムF6 加藤稜美 館長
「本当にきれいになる」
「これはブレーキシューといいまして、
ドラムブレーキの中で回転を止める部品」
この部品はブレーキに内蔵されている為、
普段見ることは出来ません。
それでも、新車当時の姿に戻したいとの一心で、
ほぼすべての部品を洗浄します。
■オートバイ旧車ミュージアムF6 加藤稜美 館長
「旧車を扱う人や好きな人の中にはレストア(復元)する
人とそのままさび(がある)ままがいい人
と両方に分かれるが、私の場合はレストア
(復元)してきれいにしたものを人様に見せるのが信条」
解体からおよそ3か月をかけて復元。
ようやく展示されます。
10月、ここを訪れた人はおよそ800人で、
その評判も上々のようです。
■オートバイ 旧車ミュージアムF6 加藤稜美 館長
「同年代から70歳くらいまでの人はドはまり、ストライクと
言って帰られる、いいもの見せてもらったありがとうと言って帰る」
「50年前の車(バイク)がこんなにきれいになっている
んだなという思いで見てもらえれば」
購入・解体・洗浄・メッキと、復元の為の作業に際限はなく、
収支は赤字と言います。
それでも少年の心を鷲づかみにした
バイクの魅力を知って欲しいと、
加藤さんの夢は膨らむばかりです。
(2022年11月24日放送)
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