行き場のない猫を受け入れるカフェ 厳しい現実 つなぐ小さな命 特集【キャッチ】
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行き場のない猫を受け入れるカフェ 厳しい現実 つなぐ小さな命 特集【キャッチ】
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特集「キャッチ」です。病気や事故などで行き場を失いかけた猫たちを受け入れて、譲渡を行う猫カフェが北九州市にあります。多くの猫を抱える中、物価高の影響で運営環境は厳しさを増していて、岐路に立たされています。
この動画の記事を読む>
https://news.ntv.co.jp/n/fbs/category...
北九州市小倉南区にある譲渡型保護猫カフェ「ぷここん家(ち)」。
およそ60匹の猫たちが、訪れた人を出迎えます。
オーナーの釘村久美子さんは、保護猫の活動に携わって15年になります。娘の玲央奈さんの協力も得て、5年前にオープンさせました。
■訪れた人
「費用対効果がすごい。」
このカフェの猫たちは、人なつっこいのが特徴です。
エサを食べた後も、訪れた人の膝に乗って、ゆったりした時間を一緒に過ごします。
■訪れた人
「めっちゃいますね。こんなにいっぱいいると思わなかったです。とにかく癒やされます。」
「ここの猫たちは、おやつがなくても来るんですよ。膝の上とか。だから、かわいいなと。」
隣接するカフェスペースでは、たくさんの猫を眺めながら、ホットサンドなどを食べることもできます。
■訪れた人
「なかなか、ほかでは体験できないので、いいですね。」
このカフェにいる猫の多くは、野良猫や、病気・事故などで保護された猫たちです。
引き取りたいという人と条件が合えば、譲渡してきました。
■釘村久美子さん
「交通事故に遭っていたみたいで。まだ生後2、3か月の時に。」
中には、事故の影響で下半身が不自由な猫もいます。
釘村さんが保護活動を始めたきっかけは、15年前、雨で弱った子猫を娘の玲央奈さんが連れてきた際に、助けなければ失われてしまう小さな命を目の当たりにしたことでした。
釘村さんはその後も、病気や事故によって行き場を失いかけた猫たちを保護してきました。
その数は15年間でおよそ700匹で、そのうち500匹ほどを里親につないできたといいます。
ただ、今、1つの懸念があります。
こうしたケガや病気を抱えた猫は受け入れ先が見つかりにくく、その多くは今も譲渡先が決まっていません。
取材中、釘村さんのもとに、ある電話がかかってきました。
■釘村さん
「人慣れしていないということですよね。」
野良猫を保護できないかという相談でした。
環境省によりますと、全国的には野良猫の殺処分数は減っています。しかし、この時期(6月)は、春に生まれた子猫が育ち、保護の要請が増える時期でもあるといいます。
■釘村さん
「うちも数が多いから、お引き取りは難しいのですが。」
釘村さんが保護している猫の数が増えすぎているため、今は受け入れを断らざるを得ず、助けを求める相談に応えられない状況に心を痛めています。
釘村さんをさらに悩ませているのが物価高です。
エサやトイレ用の砂など必需品の値段が上がったうえ、電気代や猫の医療費も重くのしかかり、経営を圧迫しています。
このまま赤字が続けば、経営が立ちゆかなくなる恐れがあるといいます。
■釘村さん
「フードと砂はかなり量を使うので、結構、経営が厳しくなってきている状態です。里親が決まらなければ、一生みとりまで私がしようという覚悟で始めたお店なので、そう簡単にはやめることができない。」
少しでも経営を改善したい。
そこで、カフェを担当する娘の玲央奈さんと新メニューを考え続けました。
その結果、新たにソフトクリーム機を導入。
猫をデザインしたソフトクリームを売り出し、少しでも売り上げにつなげたいと考えています。
■娘・玲央奈さん
「売り上げは全部猫に使うので、もっと売り上げを伸ばして、お金に余裕ができたら、またたくさんの猫を救いたいと思っています。」
さらに、保護活動の担い手を増やす取り組みにも力を入れています。
■釘村さん
「毛の長い猫のブラッシングをお願いします。」
こちらのボランティアの女性は、将来、猫カフェの出店を目指しています。
釘村さんは、猫の扱い方など自らの知識を惜しみなく伝え、経験を積んでもらいます。
■江田実久さん
「猫への愛情もすごいですし、知識も本当にあるので、病気のことでもそうですし、動物病院の選び方一つでもまだまだ学ぶことが多い。先生だなって思っています。」
この日は、地元の高校生たちもボランティアにやってきました。
猫の保護に関わりたいという生徒もいて、掃除をしながら猫との接し方も体験してもらっています。
■高校生
「こういうカフェは結構憧れていますね。」
「動物に対する命の価値観は、昔よりは感じられるようになったし、そこを将来、仕事にも生かしていけたらなと思っています。」
■釘村さん
「自分の持っている知識を、興味のある方に全部伝えて、高校生もそうですし、若い方たちが興味を持ってくれて、少しでも何人かでも保護活動をやってくれる方がいると、うれしく思います。」
行き場のない小さな命を1匹でも多く救いたい。
釘村さんは模索をしながらも活動を続けていきます。
※FBS福岡放送めんたいワイド2026年6月17日午後5時すぎ放送
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