「財布が戻ってきた」日本で落とし物をしたフランス人が、帰国後も忘れられなかった一言【海外の反応】
ソフィーが見つけた日本
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「財布が戻ってきた」日本で落とし物をしたフランス人が、帰国後も忘れられなかった一言【海外の反応】
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ソフィーが見つけた日本
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去年の秋、フランスから来ていた友人のマチューが、京都で財布を落としました。
現金も、カードも、免許証も、家族の写真も、全部その中です。
財布は二日後、一円も欠けずに戻ってきました。
日本では、わりとよくある話ですよね。
でも、彼が一年たった今も忘れられないのは、そこじゃないんです。
お礼がしたい、拾ってくれた方に会わせてほしい。
そう言った彼に、交番の警察官の方は、書類をちらっと見て、こう答えたそうです。
「この方は、権利を放棄されています」
権利って、何ですか。
拾ってくれた人に、権利なんてものがあるんですか。
日本で落とし物を拾った人は、ただの親切な人ではありません。
遺失物法という法律の上で、はっきりと権利を持っている人です。
物の価値の五パーセントから二十パーセントのお礼を請求できて、三か月たてば自分のものにできる。
そして、去年の東京の統計です。
拾った人の手に渡った現金が、およそ五億八千万円。
誰にも受け取られないまま、東京都のものになった現金が、およそ六億八千万円。
受け取った額より、受け取られなかった額の方が多いんです。
なぜ、もらえるお金を受け取らないのか。
調べていくと、答えは心ではなく、距離の方にありました。
パリに落とし物を集める役所ができたのは、一八〇四年。制度は、フランスの方がずっと先です。
でも、届ける窓口は、基本的に一か所。
日本は、交番と駐在所を合わせて、一万二千か所以上あります。
日本が作ったのは、制度ではなく、距離でした。
人の親切は、心の量ではなく、手間で決まります。
この国は、善意を期待するかわりに、善意の手前にある手間を、削り続けてきたんです。
フランス出身のソフィーが、日本の交番の小さな窓を調べ直した回です。
―――――――――――――
■ タイムスタンプ
00:00 京都で財布を落としたフランス人
01:16 「権利を放棄されています」の意味
02:03 日本では財布が戻ってくる理由
04:02 拾った人に認められた3つの権利
06:03 遺失物法が作り直された理由
07:06 都内で届けられる現金は年間45億円
08:14 拾った人より受け取らない人が多い
09:38 なぜ日本人は権利を使わないのか
10:17 フランスと日本、決定的な違い
11:50 日本が作ったのは「制度」ではなく「距離」
13:11 善意を決断にさせない仕組み
14:12 ソフィーの小さな反省
15:19 日本の当たり前を支える小さな窓
■ このチャンネルについて
フランス出身・日本在住6年のソフィーが、日本人には当たり前すぎて見えなくなった日本の日常を、外国人の目で調べ直していきます。
※ナレーターキャラクターは演出上の設定です。
■ この動画で扱ったこと
・遺失物法で、拾った人に報労金の請求権と三か月後の所有権が定められていること
・警視庁の統計で、拾得者に引き渡された現金より、都に帰属した現金の方が多かったこと
・パリの遺失物取扱所が一八〇四年に始まり、日本には交番と駐在所が一万二千か所以上あること
■ ご意見・体験談はコメント欄へ
落とし物を拾って、交番に届けたこと、ありますか。そのときのことを、お待ちしています。
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