世間『キティは古い』→赤字のサンリオ、31歳社長の奇策で世界を黙らせてしまうww
ずんだちゃん
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世間『キティは古い』→赤字のサンリオ、31歳社長の奇策で世界を黙らせてしまうww
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ずんだちゃん
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「世界一有名なのに、なぜ売れないのか」——。
2014年、東京・大崎。子どものころからサンリオのキャラクターに夢中だったずんだもんは、念願かなって営業マンとして入社します。ところが、誰もが知る白い顔をカタログの1ページ目に載せて売り込むたびに、取引先から返ってくるのはため息ばかり。会社は過去最高の利益に沸いているのに、売り場の空気だけが静かに冷えはじめていました。
誰もが知っているはずのキャラクターに、いったい何が起きていたのか。坂道を転がり落ちる会社を託された31歳の若き社長は、何を守り、何を壊そうとしたのか。
社員とキャラクターたちの居場所を懸けた、知られざる逆転の実話です。
■サンリオの豆知識
〇名前は『鏡の国のアリス』の子猫から:
ハローキティの物語は、ビニール製の小さながま口「プチパース」から始まりました。1975年に店頭に並んだこの小銭入れが思いがけず売れたことで、名もなかった白い子ねこに正式な名前が与えられます。由来とされるのは、ルイス・キャロルの『鏡の国のアリス』に出てくる子猫のキティ。そこに挨拶の「ハロー」を添えて、いまの名前になったといわれています。公式プロフィールによれば、本名はキティ・ホワイトで、身長はりんご5個分、体重はりんご3個分。クッキー作りとピアノが好きで、将来の夢はピアニストか詩人だというのですから、なかなかの文学少女です。
〇「キティは猫じゃない」と世界がざわめいた:
アメリカの全米日系人博物館で大規模な回顧展を準備していた、ハワイ大学の人類学者クリスティン・ヤノ氏。展示の解説でキティを「猫」と書いたところ、サンリオからきっぱり訂正が入りました。「キティは猫ではありません。漫画のキャラクターで、小さな女の子で、友だちです」。言われてみれば、キティが四つ足で歩く姿は一度も描かれていません。この話が新聞で報じられると「#HelloKittyisNotaCat」の騒ぎが世界中に広がり、サンリオはのちに「猫をモチーフにしたキャラクター」と補足しています。ちなみにキティ自身は、チャーミーキティという名の白い猫を飼っているのだとか。
〇アカデミー賞を取った記録映画の裏にもサンリオ:
グッズの会社として知られるサンリオですが、1970年代後半から80年代半ばにかけては、本気で映画づくりに挑んでいました。その代表作が、19人の子どもを育てるアメリカの夫婦を追った記録映画『Who Are the DeBolts? And Where Did They Get Nineteen Kids?』です。スヌーピーの作者チャールズ・M・シュルツの制作会社と組み、サンリオが資金を出して共同で製作したこの作品は、1978年のアカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞に輝きました。ただし公式の受賞者として名前が残るのは、監督のジョン・コーティら制作者たちです。同じ時期には、クリストファー・リーが声を務めた人形アニメ『くるみ割り人形』や、手塚治虫原作の『ユニコ』も世に送り出しています。
〇アンパンマンの作者を支えた雑誌:
創業者とやなせたかしの縁は、1965年に陶器の展示会で名刺を交わしたことに始まります。文学好きの二人はすぐに意気投合し、サンリオの前身の会社に出版部が立ち上がって、やなせの初めての詩集『愛する歌』が世に出ました。1973年4月には、やなせが責任編集を務める『詩とメルヘン』を創刊。無名の読者の詩を、名のある作家と同じ扱いで載せる雑誌で、初版1万5000部は売り切れ、月刊化されていきます。2003年まで30年にわたって続き、通算385号を数えました。やなせの絵本を原作にしたアニメ映画『チリンの鈴』も、サンリオの映画づくりから生まれた一本です。
■参考資料
本動画の題材と、概要欄の豆知識に関する主な参考資料です。
【業績の頂点と「もう古い」の空気】
・Hello Kitty in Mid-Life Crisis as Sanrio Changes Strategy ― Bloomberg(2014年5月22日/「中年の危機」の見出し、ライセンス戦略の転換と株価の急落)
・Hello Kitty, a Victim of Disney's Frozen Juggernaut ― Bloomberg(2014年10月31日/『アナと雪の女王』に押されたアメリカの売り場)
・邦画アニメ10億円超は8本で大幅減、2014年映画市場全体は興収2000億円突破 ― アニメ!アニメ!(2015年1月27日/『アナと雪の女王』の興行収入)
・キティちゃんも真っ青、欧米「失速」のピンチ 勝ち組・サンリオ、ライセンス事業に異変 ― 東洋経済オンライン(2016年9月8日/営業利益の減少、欧米ライセンス事業の不振)
・「サンリオ」は同族経営を死守~創業者の孫、辻朋邦氏が取締役デビュー(前)(後) ― NetIB-News(2016年6月22日・23日/常務の退任と27歳での取締役就任、「経営者としては力不足」の評)
【父の急逝と三代目の改革】
・辻朋邦:元祖"カワイイ"文化の継承者として ― 三田評論ONLINE(慶應義塾、2023年6月15日/父の生前の言葉、経理部からの入社、理念の継承)
・サンリオ驚異のV字回復 いかにして「ハローキティ依存」を脱したのか:辻社長インタビュー【前編】 ― ITmedia ビジネスオンライン(2023年9月12日/7期連続の減収減益、キャラクター戦略の見直し)
・Hello Kitty gets new boss after 60 years ― AFP配信(The Jakarta Post、2020年6月15日/92歳から31歳への社長交代、業績の落ち込み)
・中期経営計画(2022年3月期〜2024年3月期) ― サンリオ IR情報(2021年5月公表/「第二の創業」、商品数の削減、人事制度の見直し、6つのバリュー)
【「みんななかよく」の原点】
・「戦争だから仕方ない」みんなそう思っていた──サンリオ辻名誉会長が語る軍国主義教育の恐ろしさと、「みんな仲よく」の信念 ― Yahoo!ニュース オリジナル 特集(2022年8月13日/甲府空襲の夜の証言)
・「山梨いちごの王さまミュージアム サンリオ創業者 辻信太郎記念館」2026年4月3日(金)、山梨県甲斐市にオープン! ― サンリオ(2026年4月3日/記念館の開館と創業者の言葉)
【クロミの躍進】
・Hello Kitty firm strikes China deal after viral hit ― BBCの報道(Graphic Online転載、2022年7月4日/抖音の動画をきっかけにしたクロミ人気、中国での契約)
・サンリオの大規模プロジェクト Z世代に向けた「#世界クロミ化計画」 ― AdverTimes(宣伝会議)(2021年10月/計画の狙いとプロデューサーの言葉)
・2022年サンリオキャラクター大賞を制したのはシナモロール! ― ファミ通.com(2022年6月12日/クロミ初のトップ3、総得票数、「3大犬キャラクター」の番狂わせ)
・「サンリオ」キャラクター大賞の結果発表! 運動会からキティ&クロミの"可愛くてごめん"まで盛り沢山「SANRIO FES 2023」レポート ― アニメ!アニメ!(2023年6月12日/会場とオンラインの観客数、クロミの3位)
【50周年と世界のファン】
・State Visit by the Emperor and Empress of Japan ― The Royal Family(2024年6月/バッキンガム宮殿での国賓晩餐会)
・King Charles Mentions Hello Kitty and Pokémon in Japanese State Banquet Speech ― Yahoo News(2024年6月/国王のスピーチ)
・Here's who showed up at the opening of L.A.'s first Hello Kitty cafe. Some drove hundreds of miles ― Los Angeles Times(2024年9月/アリゾナから来たファン、午前2時からの行列)
・'CEO of supercute': Hello Kitty turns 50 ― AFP配信(2024年10月30日/カリフォルニアのファンクラブを主宰するヘレンさんの言葉)
・Sanrio CEO on the Key to Hello Kitty's 50 Years of Success ― TIME(2024年/北米売上に占めるキティの割合の変化)
・約32万人来館の東京国立博物館「Hello Kitty展」 ― 文部科学省(2025年2月19日/展覧会の来館者数)
・サンリオ、25年3月期決算はインバウンド需要の取り込みやライセンス事業の好調で2ケタ超の増収増益を達成 ― gamebiz(2025年5月13日/2025年3月期の業績)
【豆知識】
・"仕事は全部選んでる!" 50年目のハローキティが世界130カ国で愛される理由 ― GetNavi web(2024年5月2日/プチパース、名前の由来、公式プロフィール)
・Hello Kitty revelation from Mānoa anthropologist Christine Yano shakes up the internet ― ハワイ大学ニュース(2014年8月28日/「猫ではない」とのサンリオの説明)
・Hello Kitty Is a Human Girl, Not a Cat ― TIME(2014年8月/同じ騒動の報道)
・The 50th Academy Awards(1978) ― 映画芸術科学アカデミー(長編ドキュメンタリー賞の受賞作と受賞者)
・Sanrio Film's Extravagant Quest To Be The Next Disney ― Aftermath(2024年3月7日/サンリオの映画製作の歴史、出資と共同製作)
・なぜサンリオ辻会長は「やなせたかし」に資金を出し続けたのか…詩集だけではない反対押し切り始めた新事業 ― プレジデントオンライン(2025年8月29日/二人の出会い、『愛する歌』、『詩とメルヘン』)
・「アンパンマン」だけじゃない!愛弟子が語る、やなせたかしの愛と献身の日々 ― ダ・ヴィンチWeb(2025年4月28日/『詩とメルヘン』の創刊と初版部数)
■視聴上の注意・免責事項
本動画は、実在の企業・人物や公開記録をもとに構成したエンターテインメント(フィクション)です。ずんだもん、先輩、上席、取引先の企画担当・バイヤー、同僚、マーケター、司会などは、物語を伝えるための架空の人物です。辻朋邦氏・辻信太郎氏・辻邦彦氏をはじめとする実在の方々の会話や場面には、公表資料や報道をもとにした再構成・脚色が含まれます。特定の個人・企業・団体を誹謗中傷したり、サンリオをはじめ関係各社の公式見解を代弁したりする意図はありません。戦争体験に関する場面は証言をもとに構成しており、政治的な主張を意図するものではありません。
■数値について
売上・利益・得票数・来場者数などは、それぞれの決算や資料の発表時点の数値です。最新の情報はサンリオの公式発表をご確認ください。
■お借りしている素材
VOICEBOX(ずんだもん):https://voicevox.hiroshiba.jp/
立ち絵(坂本アヒル様):https://commons.nicovideo.jp/works/im...
いらすとや:https://www.irasutoya.com/?m=1