光がつけるのは、銀原子4個ほどの印だけだった | 写真の正体
学びたい大人のための大学
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光がつけるのは、銀原子4個ほどの印だけだった | 写真の正体
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スマートフォンを向けて押すだけで、光の一瞬が残ります。光は当たった瞬間に消えるのに、写真は何を記録しているのでしょうか。ピンホールとレンズ、最古の写真、潜像と現像の増幅、色、CCDとCMOS、ベイヤー配列、ショットノイズまで、大学講義レベルで掘り下げます。
▼ 目次(チャプター)
0:00 導入
1:15 第1章 穴が像を作る
4:09 第2章 レンズとF値
7:06 第3章 最古の写真
9:45 第4章 見えない像
12:19 第5章 潜像の正体
16:19 第6章 ネガとポジ
18:48 第7章 色は3枚
22:22 第8章 光子を電子で数える
25:49 第9章 画素は1色しか見ていない
28:46 第10章 暗いと粗い
32:23 おわりに
▼ この動画で分かること
・小さな穴が逆さの像を作る理由と、くっきりさと明るさが引き合うこと、レンズとF値(1段で光が半分)の意味
・最古のカメラの写真(ニエプス、1827年)が数日かかった理由と、ダゲールが見えない像(潜像)を水銀で育てて数分にしたこと
・潜像の正体は銀原子4個ほどの塊で、現像はそれを足場に粒全体を銀に変える=約50億倍の増幅であること(谷忠昭、1989年)
・ネガとポジ、3色に分けて撮る色の写真、マクスウェルの赤の写真に写っていたのが紫外線だったこと
・CCDとCMOSが光子の生んだ電子を数える仕組み、1つの画素は1色しか測っておらず色の値の3分の2は計算で補っていること
・暗いと写真が粗くなるのは光子の数のゆらぎ(√N)のためで、スマートフォンが何枚も撮って平均する理由
※図の多くはこの動画のための模式図です。光子の数のばらつきの例は、この動画のために計算で作ったものです。
※ニエプスの露光時間は「8時間」と言われてきましたが、所蔵館(ハリー・ランサム・センター)は数日と書いています。
※潜像の銀原子の数(4個ほど)は、直接は測られておらず、実験からの推定です。
▼ 主な出典
谷忠昭 "Physics of the photographic latent image", Physics Today 42(9):36 (1989)/Harry Ransom Center "The Niépce Heliograph"/IEEE ETHW "Milestones: Charge-Coupled Device, 1969"/IEEE Spectrum(最初のデジタルカメラ)/Google Research Blog "HDR+"(2014)/Wikipedia(Pinhole camera・Camera obscura・F-number・Shutter speed・Nicéphore Niépce・Daguerreotype・Boulevard du Temple・Latent image・John Herschel・Calotype・Orthochromasia・Trichromacy・James Clerk Maxwell・Hermann Wilhelm Vogel・Kodachrome・Quantum efficiency・Charge-coupled device・Active-pixel sensor・Bayer filter・Shot noise・Hippolyte Bayard)
▼ クレジット
音楽: 'Origami' by Scott Buckley – released under CC-BY 4.0. www.scottbuckley.com.au
画像(Wikimedia Commons):
・ニセフォール・ニエプス「ル・グラの窓からの眺め」1827年(パブリックドメイン)
・ニエプスの肖像(Léonard François Berger・パブリックドメイン)
・ルイ・ダゲールの肖像(Jean-Baptiste Sabatier-Blot・パブリックドメイン)
・ダゲール「タンプル大通り」(パブリックドメイン)
・ウィリアム・ヘンリー・フォックス・タルボットの肖像(Antoine Claudet・パブリックドメイン)
・ジョン・ハーシェルの肖像(W. Ward による版画・パブリックドメイン)
・ジェームズ・クラーク・マクスウェルの肖像(パブリックドメイン)
・マクスウェル「タータンのリボン」1861年(パブリックドメイン)
・ヘルマン・フォーゲルの肖像(パブリックドメイン)
・ゲンマ・フリシウスの肖像(Maarten van Heemskerck・パブリックドメイン)
・イポリット・バイヤールの自画像(庭・溺死者に扮した自画像 1840年・パブリックドメイン)
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