“猛毒の樹”根も葉も毒 身近に潜む有毒植物に注意「分からないものに近づかないで」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年9月14日)
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“猛毒の樹”根も葉も毒 身近に潜む有毒植物に注意「分からないものに近づかないで」【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年9月14日)
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最大5連休のシルバーウィークが今週末から始まります。お出かけするという人も多いかと思いますが、私たちの身近に潜む有毒植物には注意が必要です。専門家は「場合によっては命を落とす危険性がある」と指摘しています。
■有毒植物は山間部以外にも
有毒植物とは、触れたり、口にしたりすると体に害をなす危険な植物。
厚生労働省によると、今年はすでに有毒植物が原因とみられる食中毒で3人が命を落としています。
例年、山登りの時期になるとスイセン、イヌサフランなどによる食中毒が話題になりますが、危険な植物が生息しているのは山間部だけではありません。
都市部にも、有毒植物は潜んでいるのです。
番組が訪れたのは「都会のオアシス」とも呼ばれ、多くの人がやって来る井の頭恩賜公園。
園内の有毒植物について案内役を務めてくれたのは、野草などの書籍を数多く執筆している、サイエンス・ジャーナリストの森昭彦氏です。
取材を始めるやいなや…。
「ああ、さっそくいましたね!かわいい子がいました!こちらの黄色い花」
生い茂る緑のなかにぽつぽつと生える、黄色い花の植物。見た目は可憐なこの植物は…。
「クサノオウといいます。花がかわいいからといって手折ってしまって、汁が皮膚の柔らかいところについてしまうと、半日後から1日後に赤く広がって、その後に大きな水ぶくれになって非常に痛みます」
クサノオウを折った箇所から出る黄色い汁。うっかり触れてしまうと、かぶれや水ぶくれを引き起こします。また犬などのペットも皮膚疾患を起こす恐れがあり、要注意です。
「子どもの場合は顔をよく触りますよね。かいたり、唇を触ったり。(唇など)炎症が起こる可能性がある。なるべく早めに水で洗い流すといい」
■神経に作用する毒持つ植物
さらに公園内を見回ると…。
「実がぶら下がっている植物ありますよね」
森氏が見つけたのは「ヨウシュヤマゴボウ」。房のようになっている紫色の実は、甘味があるといいますが…。
「食べるのは非常にマズイ。大人が昔食べた記憶があって『大丈夫だった』。子どもに食べさせてみたら(味は)甘いけれど、数時間後、具合がおかしくなったら間違いなくこれが原因です」
吐き気、嘔吐(おうと)、下痢などを引き起こすほか、神経に作用する毒を持つヨウシュヤマゴボウ。日本全国に生息していて、道路脇などにも生えている身近な植物です。
「激しい嘔吐、キリキリした胃の痛み、そういったもので苦しみ始めたら、すぐに救急医療にかかってもらい、この実を食べたことを医師に告げると、適切な治療を速やかに受けられます」
■“猛毒の樹”根も葉も毒
その後も次々に見つかる有毒植物。どれも公園内の人通りがあるエリアで見つかりました。
公園から住宅街へと抜ける道中、森氏がこの日、最も危険だと話す植物が…。
「この植物、非常に危険な植物でございます。名前はキョウチクトウといいます」
キョウチクトウは、乾燥や暑さ、大気汚染に強いため、街路樹としても都市部に植えられている植物です。
兵庫県尼崎市の「市の花」に指定されるなど、一般的な植物ではありますが…。
「オレアンドリンという特殊なアルカロイド。強心配糖体といって、心臓機能を狂わせる成分が非常に強い」
枝などから出る汁にも毒性があるため、多くの自治体が剪定(せんてい)した後の枝のごみ出しを制限しています。
根から葉まですべてに毒を含んでいる、まさに「猛毒の樹」。家庭で植えているケースもありますが、燃やして出た煙も有毒なため、個人では枝などを絶対に燃やしてはいけないといいます。
■「分からないものに近づかないで」
私たちの身近にある危険な有毒植物。森氏は「分からないものには近づかない」ことが大事だと話します。
「身近には強い毒を持った植物がたくさんある。いろんな植物と触れ合うのは大事だが、分からないものはいたずらに触らない。大体合っているだろうと口にするのは危険なので、避けていただければと思います」
(2026年9月14日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://news.tv-asahi.co.jp