バッハ_チェンバロ協奏曲集/演奏:カール•リヒター 高音質CD音源
Tnk Ysfm
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バッハ_チェンバロ協奏曲集/演奏:カール•リヒター 高音質CD音源
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🟩『バッハ』
ヨハン•セバスティアン•バッハ(Johann Sebastian Bach, 1685年~1750年)は、ドイツのバロック時代を代表する作曲家で「音楽の父」とも称され、鍵盤楽器の演奏家としても高名でした。
彼は西洋音楽史において非常に重要な人物であり、特にポリフォニー(複数旋律を同時に組み合わせる技法)を駆使した作品で知られています。
バッハは1685年にドイツのアイゼナハで生まれました。
音楽一家に育ち、幼い頃から音楽の才能を開花させました。
主に教会や宮廷で活動し、多くの宗教音楽を作曲しましたが、世俗的な作品も数多く手掛けています。
彼は生涯で数多くのオルガン作品、合唱作品、管弦楽作品を残しました。
彼の音楽は、技術的な精密さと深い宗教的感情が見事に融合しており、特にフーガやカノンなどの対位法的技法において比類のないマスターピースを生み出しました。
彼の死後、バッハの音楽は一時的に忘れ去られましたが、19世紀初頭にフェリックス•メンデルスゾーン等の作曲家がバッハの作品を再評価したことで、彼の名声は復活しました。
今日では、バッハは西洋クラシック音楽の礎を築いた一人とみなされており、彼の音楽は教育や演奏に於いて重要な位置を占めています。
バッハの音楽は、厳格な形式と感情表現が調和したものであり、多くの人々に今なお愛されています。
代表作には『マタイ受難曲』『ブランデンブルク協奏曲』『トッカータとフーガ ニ短調』等があります。
🟩『演奏者:カール•リヒター』
1926年10月15日にザクセン•アンハルト州のプラウエンに生まれ、1981年2月15日に心臓発作のためにミュンヘンで急逝したドイツの指揮者、チェンバリスト、オルガニストです。
牧師の子として生まれ、幼少の頃から宗教音楽に親しみながら育ち、ドレスデンの聖十字架教会付属学校を経てライプツィヒの高等音楽学校に学び、宗教音楽に対する学識や技能を深めました。
そして、ライプツィヒの聖トーマス教会のカントルを経てミュンヘンの聖マルコ教会のカントルに就任、それから国際的な演奏活動を開始し、更にミュンヘン•バッハ合唱団とミュンヘン•バッハ管弦楽団を組織して、バッハの作品を中心に宗教音楽の演奏に情熱を注いでいました。
指揮者以外にチェンバリストやオルガニストとしても精力的な活動を展開し、特にバッハのオーソリティとして絶大な名声を博していました。
🟩『曲解説』
⚫︎チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052
晩年になってライプツィヒに活躍の場を移したバッハは、教会合唱長としての務めの他に、その土地の大学関係者や音楽愛好家たちの団体であるコレギウム•ムジクムの指導も引き受けることになった。
そこで教材として用いるのに適切な作品を定期的に供給することは、晩年のバッハにとっては相当な負担が強いられる仕事でもあったが、同時にそれはバッハが老骨に鞭打って創作に励む原因にもなり、彼はこの目的のためにかなりの量の作品を世に送り出している。
チェンバロ協奏曲もそのような必要性から生み出されたものであり、それらの殆んど大部分は1729年から1739年頃に作曲されたと推定されている。
一方、この時期のバッハは、現在知られているだけでも最低12曲のチェンバロと弦楽合奏のための協奏曲を作曲しているが、このうちでバッハが最初からチェンバロのために作曲したという確証があるものは、全部で5曲しかない。
他のチェンバロ協奏曲は、バッハの旧作あるいは他の作曲家たちの作品を改作したものと考えられている。
チェンバロ協奏曲第1番は、失われたニ短調のヴァイオリン協奏曲を原曲とする作品と考えられているが、その推理はあくまでも想像の域を出ないものであり、原曲がバッハ自身の作品であったかどうかについても少なからぬ疑問がもたれている。
しかし、スケールの大きい表現や豊かな創意が見事なこの作品は、バッハのチェンバロ協奏曲のなかでも最もポピュラーな1曲になっており、特に両端楽章で繰り広げられるチェンバロのブリリアントな名人芸は、その華やかな魅力によって聴き手を捉えて離すことがない。
全楽器のユニゾンによって力強く開始されるアレグロの第1楽章は、リトルネロ形式による楽章であり、そこでは豊かな情熱が秘められている様相をも感じ取ることができる。
アダージョの第2楽章は、終始反復される低音主題の上で、チェンバロが装飾的な旋律を美しく歌い継いでいく緩徐楽章である。
アレグロの第3楽章は、リトルネロ形式によるフィナーレであり、輝かしい緊迫感に溢れている。
⚫︎チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調 BWV1055
第4番の原曲は現在残されておらず、それはハ長調のヴァイオリン協奏曲であったとする見方がある一方、最近になってイ長調のオーボエ•ダモーレ協奏曲であったとする説も濃厚になってきている。
非常にチェンバロ的に書かれているので、入念に推敲されながら編曲されたであろうと想像される。
アレグロの第1楽章は、リトルネロ形式による楽章であるが、種々な動機の性格などが極めてバッハ的であり、非常にバッハらしい音楽になっている。
ラルゲットの第2楽章は、自由なパッサカリアによる瞑想的な緩徐楽章であり、アリア風の旋律が綿々と歌われていく。
アレグロ•マ•ノン•タントの第3楽章は、リトルネロ形式によるフィナーレであり、陽気で快活な盛りあがりをみせる。
⚫︎チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056
第5番は、失われたト短調のヴァイオリン協奏曲を原曲とする作品とされているが、その原曲がバッハの自作か他の作曲家の作品であるかについては、はっきりとした見解はもたらされていない。
バッハとしては初期のシンプルで古風な様式を示しているが、素材の有機的な展開といった点でなかなか巧みな書法が駆使されている。
アレグロの第1楽章は、リトルネロ形式による楽章であり、夜空に輝く星を想わせるキラキラと輝くような走句が印象深いものになっている。
ラルゴの第2楽章は、セレナード風の緩徐楽章であり、弦楽器のピッツィカートをバックにしてチェンバロがカンタービレな旋律を歌い継いでいく。
プレストの第3楽章は、リトルネロ形式によるフィナーレであり、エネルギッシュでリズミックな性格を特色としている。
⚫︎2台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060
バッハは、2台のチェンバロのための協奏曲を3曲ほど残しているが、その3曲は1台のチェンバロのための協奏曲と同様、コレギウム・ムジクムのコンサートのために生み出されたものである。
そして、精緻で巧妙な対位法的書法が駆使された第1番は、失われたハ短調のオーボエとヴァイオリンのための協奏曲を原曲とする作品と考えられており、バッハが残した協奏曲のなかでも特に円熟したもののひとつに数えられている。
アレグロの第1楽章は、力強く熱気のある表現と豊かな表出力が見事な楽章である。
ラルゴ•オヴェ口またはアダージョの第2楽章では、2台のチェンバロがアリア風の旋律をしめやかに語り継いでいく。
アレグロの第3楽章は、ヴァイタリティに溢れるフィナーレである。
⚫︎3台のチェンバロのための協奏曲 第1番 二短調 BWV1063
バッハは、3台のチェンバロのための協奏曲を2曲ほど残しているが、それらは1台用 や2台用と同様の目的で作曲されたものであり、どれもが3つの旋律楽器のための協奏曲の編曲になっている。
そして、第1番は、確定されてはいないが、フルート、オーボエ、ヴァイオリンのための協奏曲が原曲であろうといわれており、第1チェンバロの華やかな活躍を特色とした作品になっている。
アレグロの第1楽章は、リトルネロ形式による楽章であり、悲愴な雰囲気を漂わせている。
アッラ•シチリアーナの第2楽章は、優美な緩徐 楽章であり、2つの旋律が第1チェンバロによって受け継がれていく。
アレグロの第3楽章は、リトルネロ形式による活気のあるフィナーレである。
🟩プレイリスト
01. 00:00:00 チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 第1楽章:Allegro
02. 00:07:50 チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 第2楽章:Adagio
03. 00:14:40 チェンバロ協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1052 第3楽章:Allegro
04. 00:23:20 チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調 BWV1055 第1楽章:Allegro
05. 00:28:20 チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調 BWV1055 第2楽章:Larghetto
06. 00:33:24 チェンバロ協奏曲 第4番 イ長調 BWV1055 第3楽章:Allegro ma non tanto
07. 00:37:54 チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056 第1楽章:(Allegro)
08. 00:41:28 チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056 第2楽章:Largo
09. 00:43:28 チェンバロ協奏曲 第5番 ヘ短調 BWV1056 第3楽章:Presto
10. 00:47:48 2台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060 第1楽章:Allegro
11. 00:52:57 2台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060 第2楽章:Adagio
12. 00:58:09 2台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ハ短調 BWV1060 第3楽章:Allegro
13. 01:02:13 3台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1063 第1楽章:(Allegro)
14. 01:07:50 3台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1063 第2楽章:Alla Siciliana
15. 01:12:07 3台のチェンバロのための協奏曲 第1番 ニ短調 BWV1063 第3楽章:Allegro