knightの読まないKとGHの謎
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knightの読まないKとGHの謎
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古英語って何?という方も、
大母音推移を詳しく知りたい方も
→ • 英語の歴史(全体)
ーーーーーーーーーー 追記 ーーーーーーーーーー
light は古英語のときには lēocht(レーオホト)で、古英語末期から中英語初期に liht(リヒト)になったようです。したがって、「古英語 ih(イヒ)が現代英語 I(アイ)になった」という話と完全に同列に語ることはできません。lēocht が liht に変化してからは、ih と同じ道を歩んだのですが。
あと、/kn/が/n/になる間には、/hn/の時期があったようです。そう言われると納得がいきやすくなりますね。
この変化の時期について、A Historical Phonology of English (Minkova, Donka 2014) は、綴りの混同の例が14〜15世紀から見られるとしているのですが、堀田先生( http://user.keio.ac.jp/~rhotta/hellog... )は17〜18世紀という説をとっています。「階級や地域への伝播を考えると、この変化は相当ゆっくり進んだ」ということでしょうか。
それから、音節の頭の/kn/ /gn/ や音節の終わりの /mb/ /ŋg/ は単純化されてしまいましたが、音節をまたぐ環境では健在です。ignore ambitious など。
ーーーーーーーーーー 雑談 ーーーーーーーーーー
I(アイ)と ich(イッヒ)のくだり、感動しません?まあ、nightはドイツ語で nacht(ナハト)、highはドイツ語で hoch(ホッホ)っていうふうに、英独の間で母音が-ight(アイト)/-icht(イヒト)の一致をみるとは限らないんですけどね。
ところで、現代英語では/r/は円唇性を帯びるんだけど、それって/wr/との合流と関係あるのかな。区別が失われたから1つの音素/r/として表記するけど、音声としては旧来の/r/が/wr/に合流したとか。
違うかな。
「他の後部歯茎音 /ʃ/、/tʃ/、/dʒ/(、/ʒ/)も円唇性を帯びるから、調音点の同じ/r/も円唇性を帯びます」という共時的な説明はできるので、後部歯茎音全体がどこかの円唇化したのかな。/r/が別行動をしたのなら、/wr/との関係がありそうだけど。
ーーーーーーーーーー 目次 ーーーーーーーーーー
0:00 イントロ
0:18 消えたGHの歴史
2:38 イーがアイになった
4:30 消えたKの歴史
5:36 まとめ
ーーーーーーーーーー リンク ーーーーーーーーーー
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