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なぜここに 糸満市大度海岸、7000年前の「石斧」が見つかる 沖縄戦の戦火もくぐり抜け

【琉球放送】RBC NEWS

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なぜここに 糸満市大度海岸、7000年前の「石斧」が見つかる 沖縄戦の戦火もくぐり抜け

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糸満市の海岸で、7000年前の石器の斧「石斧(せきふ)が見つかりました。RBCは専門家の調査に独占密着、琉球沖縄の歴史の謎に迫りました。 ◇ 糸満市の海岸に、考古学者と市の調査チームがやってきました。 干潮の時にだけ歩くことができる浅瀬のルートを進み、目的の場所を目指します。 岩山を越えた先、普段は誰も立ち入らない、外からも目が届かないような場所に、それは横たわっていました。 サンゴ礁が石灰化した、ごつごつとした白い岩場に、ひとつだけ、黒く、緑がかった色の石がありました。 7000年前のものとみられる貴重な石器・石斧です。先史時代の人々が木などを切るために用いた代表的な石器です。 その形状や付着した成分を詳しく調べることで、当時の暮らしぶりや食生活の解明につながると期待される石斧。一体、なぜこのような海岸で見つかったのでしょうか。 ◇ 7000年前、何らか理由で海に落ちてしまった石斧は、長い年月をかけて、サンゴに取り込まれます。 その間、本島南部の陸地は地殻変動によっておよそ6メートル隆起、長年海の中にあった石斧が、水面から顔を出すようになったとみられています。 この海岸で、この状態のまま、沖縄戦の戦火も免れた、奇跡の石斧だったのです。 石斧の回収に取り掛かった調査チームでしたが、貴重な史料を前にして、専門家もドキドキです。力の加減で、石斧が割れてしまうこともあるからです。 県立埋蔵文化財センター 金城亀信元所長: 「割れずにとれてよかった」 考古学者 山崎真治氏: 「長い間海の中に石器があるとこうなるよという貴重な見本になるから大事に保管しておいていただいて」 回収された石斧は、長さおよそ20センチ、横幅が5センチ、その特徴から、石斧によく用いられた緑色岩(りょくしょくがん)とみられます。緑色岩は本島北部や慶良間で採取されますが、本島南部には存在しない石です。 山崎氏: 「なんでこんなにきれいなものがここに置かれていたのか不思議ですね。素晴らしい。見事」「数千年間かつて人がいて、それがここに保存されて我々の目の前に現れてきたものなので、歴史の奥行きを物語っているのではないか」 7000年前の石斧は、なぜここで見つかったのか。この近くに人々の営みがあったのか。琉球・沖縄の歴史を紐解くピースが、地道な調査でひとつずつ、埋められていきます。 ◇ 糸満市の教育委員会は、この石斧を拾得物として警察に届け出たあと、文化財の登録に向けての手続きを進めていきます。 2026年9月8日放送 ――― ▶ チャンネル登録をお願いします    / @rbcnewslink   ▶ RBC NEWS DIG 公式サイト(TBS NEWS DIG内) https://newsdig.tbs.co.jp/list/news/rbc ▶ 映像提供はこちらから「RBCスクープ投稿」 https://www.rbc.co.jp/news/toukou/