夫の死後も毎年届く予約通知。最後に訪れた店で、店主が明かした夫の小さな計画とは
KOKORO物語
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夫の死後も毎年届く予約通知。最後に訪れた店で、店主が明かした夫の小さな計画とは
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夫を亡くしてから、千春は必要な用事以外で外へ出なくなった。街の景色も、料理の香りも、隣にいた夫を思い出させるからだった。
毎年、誕生日が近づくと届くレストランの予約通知。千春は五年間、一度も訪れることなくキャンセルを続けていた。ところが六年目、通知には閉店のお知らせと「最後の予約」という言葉が添えられていた。
もう一度断れば、この店に行く機会はなくなる。迷いながら扉を開けた千春に、店主は夫が生前に残した小さな体験プランの存在を告げる。しかし、それは夫との思い出をたどるためだけのものではなかった。
一枚ずつ確かめるたび、千春は忘れていた自分自身の願いに出会っていく。そして最後のカードに残されていたものは――。
大切な人を失った悲しみと、再び自分の人生を選ぶまでを描いた創作朗読です。静かな家族愛と再出発の物語を、最後までお楽しみください。
※本作品はフィクションです。
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