【朗読】山本周五郎「驕れる(おごれる)千鶴」~オーディオブック~ 朗読:京谷由香里
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【朗読】山本周五郎「驕れる(おごれる)千鶴」~オーディオブック~ 朗読:京谷由香里
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江戸の中頃。武士、町民ともに富の偏在が著しくなった時代。親子ほども歳の違う相手(二千石の筆頭国家老)に嫁入りしたきわめて美しい女性がいた。嫉妬や羨望の眼差しがその女性を称して「驕れる千鶴」と言わせた。彼女は富と名誉のために身を売ったのか?驕れる千鶴の正体とは?
初出:「キング」 1939(昭和14)年7月。青空文庫未収録。
現在は『人情武士道』 (新潮文庫)などで読むことが出来ます。
◎主な登場人物
虫明三右衛門(福山十二万石の筆頭国家老で57歳)
千鶴(譜代の年寄格 鹿島太郎左衛門の娘、先君伊予守正右の側室
恵光院の侍女で24歳)
阿部豊前守正固(阿部家藩主)
中村真之助(小姓組の若者)
(文中の表記、意味などについて)
目見得(めみえ)江戸時代の武士には、どの藩でも藩主にお目通り する資格がある「上士」と、それがない「下士」の区別があった。一般に「侍」(さむらい)と呼ばれたのは前者の方で、後者はかつて戦場でも騎乗の資格がなかったことから「徒歩」(かち)と呼ばれた
嬌笑(きょうしょう) 艶めかしい笑い声
朋輩(ほうばい) 仲間(この場合、城中で働く仲間との意)
前髪の時分(まえがみのじぶん) 元服前の15,6~20歳頃まで
阿諛(あゆ)(阿諛佞弁あゆねいべん) 「阿」はおもねる。「諛」はへつらう。相手の言うことを何でも聞いて機嫌を取る。気に入られようと振る舞う。
自儘放埒(じままほうらつ) 好き勝手、我が儘放題
刺客(しかく) 暗殺をする者
剔抉(てつけつ) 欠点や悪事を、あばきだすこと
※本来はてっけつと読むのでしょうが、本文のルビがてつけつと
あったため、そのまま読んでいますことをご了承ください。
松籟(しょうらい) 松の梢 (こずえ) に吹く風の音
水髪(みずがみ) 油でなく水だけで結ったり、撫でつけたりした髪
脂粉(しふん) 紅おしろいや化粧
筧(かけい) 水を通すために架設する樋。通常、竹筒で作られる
御諚(ごじょう) 主君の命令、おことば
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🎨サムネイルに使用しましたのは小原 古邨(おはらこそん、1877年(明治10)-1945年(昭和20))日本画家・木版画の下絵師の方の作品です。祥邨(しょうそん)、豊邨(ほうそん)の号も持つ。
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