Перейти к содержимому

追憶の穂草 -朝木春美千

朝木春美千(Harumichi Asaki)

0:00 / 0:00

追憶の穂草 -朝木春美千

709 просмотров · 9 месяцев назад
朝木春美千(Harumichi Asaki)
3,5 тыс. подписчиков
709 просмотров · 9 месяцев назад
『追憶』の秋バージョンです。 ・春『追憶』    • 追憶 ~full orchestra ver.~ -朝木春美千   ・夏『追憶の花火』    • 追憶の花火 -朝木春美千   ・冬『追憶の冬木立』    • 追憶の冬木立 -朝木春美千   【ストーリー】 久しぶりにマスクを外して外を歩いた、ある秋の日。 草木のにおいや風の心地が懐かしくて、まるで昔ここにいたかのように思えた。 稲穂やススキの揺れを見たのも、風を頬に受けたのも、金木犀が香ってきたのも、遠い昔のように感じる。 外の空気・色味・匂いを感じ、四季折々の植物や空を眺めることなど今はしなくなったからなのだろう。 子供の頃は外の空気にたくさん触れ、何にでも興味を持って追いかけたり、日が暮れるまで夢中になって遊んでいた。 後ろ向きな事など考えもしなかった。 でも今の自分はどうだろう? 見たいものは画面の中で解決し、実際に確かめにも行かずにわかったような気になって。 道を歩くのはただの移動のためだけ。 コスパ・タイパにとらわれて"無駄"を楽しむ余裕すらない。 それなのに挑戦からは遠ざかり、歩き慣れた道を通るばかり。 残りの半生、過去を辿るだけで生きていくのか? 無機質に過ごした十数年を憂い、大草原の中ひとり佇む。 頭を垂れる稲穂のように肩を落とし、途方に暮れた。 考えこんでいたら眠ってしまったようだ。 目を開けると、朝陽を浴びた黄金色のススキが囁いている。 天界のような美しさに見惚れ、画面越しでは味わえない「温度」を感じ、高揚していく。 鼓舞されるように立ち上がり、光のほうへと進んでいった。 少しだけ前向きになったその姿を、ススキが手を振るように見送る。