退職日に600万円が消えた…夫が隠した10年の秘密
Saki's L1feStory
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退職日に600万円が消えた…夫が隠した10年の秘密
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夫の退職日。
妻・典子が通帳を確認すると、入ったばかりの退職金から600万円が消えていた。
振込先は、夫の妹。
問い詰めると、夫は平然と言った。
「十年くらい前から、少しずつ助けてた」
毎月7万円。
十年間で840万円。
さらに退職日に600万円。
合計1440万円。
けれど、本当に隠されていたのは、お金だけではなかった。
典子が義母の介護のために仕事を辞め、旅行を諦め、家計を切り詰めていたその裏で、夫は妹に金を送り続けていた。
しかも夫は、妻に相談しなかった理由を、
「お前に言ったら反対しただろ」
と言い切る。
さらに調べていくと、夫は妹の病院や買い物だけでなく、典子の退職後の時間まで勝手に予定へ組み込み、家を売って妹の近くへ引っ越すことまで考えていた。
なぜ夫は、そこまで妹を助け続けたのか。
そして十年間、家族の中で“悪者”にされていたのは誰だったのか。
これは、退職をきっかけに見えてきた夫婦のすれ違いと、長年見えなかった「家族の役割」を問い直す物語です。
最後に典子が取り戻したのは、お金ではありません。
自分の時間を、自分で決める権利でした。
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