【実話・感動】教科書にない六つの点。「ごめんなさい」と打った人を、私は知らない
人生いろいろ
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【実話・感動】教科書にない六つの点。「ごめんなさい」と打った人を、私は知らない
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小学四年生の、点字の国語の教科書。
本文が終わって、何もないはずの最後の余白に、六つの点が打たれていました。
指を置くと、読めました。
「ごめんなさい」
誰が。何を。
先生に聞いても、母に聞いても、わかりませんでした。
その答えを知ったのは、三十年後。
点字図書館で働くようになった私は、点字の教科書の一部が、
かつて刑務所の矯正作業として打たれていたことを知ります。
点字は、間違えても消せません。紙の凹凸でできているからです。
何十ページも打ってきて、最後に気づいても、もう直せない。
黙って出すこともできたはずです。子どもにはわからない、と。
でもその人は、余白に謝りました。
名前は、どこにも載りません。
その本を使う子どもに会うことも、礼を言われることもありません。
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※この物語は実話をもとに、人物・設定を変えて再構成したものです。
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