2回目のデートに進めない人の共通点とは?
深淵をのぞくフクロウ
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2回目のデートに進めない人の共通点とは?
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深淵をのぞくフクロウ
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初回デートでのその振る舞い、逆効果になっていませんか?
チャプター
00:00 Prologue 「また連絡するね」のあと
01:41 Chapter 1 「進めない」を数える前に、分母を数える
03:56 Chapter 2 相手のNO——審査は、あなたが思う場所で行われていない
07:53 Chapter 3 自分のNO——断っているのは、疲れた審査員
10:42 Chapter 4 両方YESだったのに、消える
13:26 Chapter 5 「見る目がない」という自責は、当たっているか
16:37 Chapter 6 共通点は、どこにあったのか
19:50 Closing
データ・ソースを読む際の注意
Kurzban & Weeden (2005) の「34%・49%」は北米の商業スピードデーティング(3分間)参加者10,526人のデータです。参加者は高学歴・都市部中心の自己選択標本で、一般人口の代表値ではありません。「収入・学歴等の寄与が各1%未満」は3分間の初対面での選択の話であり、収入が恋愛市場全体で無関係という意味ではありません(同研究でも高収入男性は選り好みが強いなどの間接効果が報告されています)。
「約1,000件のスピードデート記録」は2005年に米国の名門私立大学の大学院生110人(男56・女54)を対象に収集されたコーパスです(録音・転写が揃うのは947件、質問分析の観測は約1,960件)。McFarland et al. (2013) と Huang et al. (2017) のStudy 3は、この**同一データ**の別分析です。本編の「マッチが成立したペアのうち、実際にメールで連絡を取ったのは半分だけ」は、McFarland et al. (2013) 本文の記述に基づきます。
McFarland et al. (2013) の「質問の多さはつながり感の低さと関連」は質問の**総数**(種類を区別しない)の相関で、主に女性側の感覚に表れました。「支持的な割り込み」は、つながり感上位の会話の割り込み100件中80〜90件が支持的だったという質的分析で、割り込み一般を推奨する結果ではありません。いずれも相関であり因果ではありません。
Huang et al. (2017) のスピードデート分析(フォローアップ質問の割合が「また会いたい」回答を予測、8%の差≒20件で1件相当)も相関です。実験的(因果)証拠は15分間のオンラインテキストチャット(好意の差 d=.27〜.35)であり、対面会話で質問を操作した実験ではありません。アウトカムは「また会いたいという回答」であり、実際に2回目のデートが行われたかではありません。効果は性別の効果よりはるかに小さい点にも注意してください。
Pronk & Denissen (2020) の「受諾率が平均27%低下」は、1セッション内で写真プロフィールを45〜90枚連続提示した実験(3研究、計約780人、18〜30歳)の結果です。**実際のデートを繰り返した研究ではありません。**低下は女性で一貫し、男性では研究間で一貫しませんでした。選択肢の総数(45枚か90枚か)の効果は有意でなく、駆動因は累積した拒絶回数でした。本編の「初デートは画面の続き」は本動画による解釈です。
D'Angelo & Toma (2017) はプロフィール選択のみの実験室実験(有効約99人、学部生)で、選んだ相手と接触する前の満足度を測っています。効果は中程度(d=.41)で、実際の交際満足を示すものではありません。
Boothby et al. (2018) の「好意のギャップ」は、初対面の**非恋愛的な**会話(主に同性ペア)を中心とした5研究の結果です。大学寮の追跡では、ギャップは約8か月後(年度末)には消えていました。恋愛的な初デートで同じ大きさになるかは直接検証されていません。
Vorauer & Ratner (1996) と Vorauer et al. (2003) は本文が購読壁のため、抄録(出版社登録の原文)に基づいて紹介しています。抄録に記載のない数値・手続きの詳細は本編でも使用していません。
本編の「MBTIのような性格診断で相性を占う試みの大掛かりな版」は、理解のための例えです。Joel et al. (2017) がMBTIを測定したわけではなく、用いられたのは性格特性・愛着・価値観・理想の条件などの心理尺度です。
Joel et al. (2017) は米国の学部生350人の初対面(4分)の惹かれを対象としたもので、長期的な相性の予測可能性は別問題です。著者ら自身が、より多様な集団や将来の手法では予測できる可能性を留保しています。「理想のタイプは実際の惹かれを予測しない」(Eastwick & Finkel 2008、N=163)についても、外見の魅力自体は男女とも惹かれを強く予測しており(r≒.43〜.46)、「外見は関係ない」という意味ではありません。
主な参考文献
Kurzban, R., & Weeden, J. (2005), “HurryDate: Mate preferences in action,” *Evolution and Human Behavior*, 26(3), 227–244.
McFarland, D. A., Jurafsky, D., & Rawlings, C. (2013), “Making the Connection: Social Bonding in Courtship Situations,” *American Journal of Sociology*, 118(6), 1596–1649.
Huang, K., Yeomans, M., Brooks, A. W., Minson, J., & Gino, F. (2017), “It Doesn’t Hurt to Ask: Question-Asking Increases Liking,” *Journal of Personality and Social Psychology*, 113(3), 430–452.
Pronk, T. M., & Denissen, J. J. A. (2020), “A Rejection Mind-Set: Choice Overload in Online Dating,” *Social Psychological and Personality Science*, 11(3), 388–396.
D’Angelo, J. D., & Toma, C. L. (2017), “There Are Plenty of Fish in the Sea: The Effects of Choice Overload and Reversibility on Online Daters’ Satisfaction With Selected Partners,” *Media Psychology*, 20(1), 1–27.
Boothby, E. J., Cooney, G., Sandstrom, G. M., & Clark, M. S. (2018), “The Liking Gap in Conversations: Do People Like Us More Than We Think?,” *Psychological Science*, 29(11), 1742–1756.
Vorauer, J. D., & Ratner, R. K. (1996), “Who’s going to make the first move? Pluralistic ignorance as an impediment to relationship formation,” *Journal of Social and Personal Relationships*, 13(4), 483–506.
Vorauer, J. D., Cameron, J. J., Holmes, J. G., & Pearce, D. G. (2003), “Invisible overtures: Fears of rejection and the signal amplification bias,” *Journal of Personality and Social Psychology*, 84(4), 793–812.
Joel, S., Eastwick, P. W., & Finkel, E. J. (2017), “Is Romantic Desire Predictable? Machine Learning Applied to Initial Romantic Attraction,” *Psychological Science*, 28(10), 1478–1489.
Eastwick, P. W., & Finkel, E. J. (2008), “Sex differences in mate preferences revisited: Do people know what they initially desire in a romantic partner?,” *Journal of Personality and Social Psychology*, 94(2), 245–264.
株式会社IBJ(2025)「成婚白書 2024年度版」
※研究の掲載状況は、2026年8月8日時点で確認しています。