遺体を「透明」にした。骨は焼いて川へ、灰は山へ|埼玉愛犬家連続殺人事件・関根元と風間博子
深層事件簿
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遺体を「透明」にした。骨は焼いて川へ、灰は山へ|埼玉愛犬家連続殺人事件・関根元と風間博子
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1993年4月20日、埼玉県行田市。会社役員の男性が、仕事帰りに姿を消しました。
7月21日、暴力団幹部とその運転手が消えました。8月26日、買い物に出た主婦が帰ってきませんでした。
4人に共通していたのは、熊谷市のペットショップ「アフリカケンネル」。
経営していたのは、関根元と風間博子の元夫婦です。
4人は、犬の殺処分に使う硝酸ストリキニーネを「栄養剤」と偽って飲まされていました。
遺体は風呂場で解体され、骨はドラム缶で焼かれ、川と山林に捨てられました。
関根はそれを「ボディを透明にする」と呼んでいました。
遺体はない。物証もほとんどない。それでも2001年、2人には死刑判決が出ました。
この動画で追いかけるのは、次の3つです。
・犬の名門と呼ばれた店で、なぜ客が殺されたのか
・遺体のない事件を、警察はどうやって立証したのか
・風間博子はなぜ、いまも無罪を主張しているのか
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【アフリカケンネル】
・関根元:1942年、埼玉県秩父市生まれ。1982年、熊谷市に「アフリカケンネル」を開業。アラスカン・マラミュートの第一人者、シベリアン・ハスキーブームの仕掛け役として雑誌・テレビに出演
・「京大卒」「アフリカとアラスカで19年」「ヘリもクルーザーも所有」はすべて虚偽。1988年のテレビでは46歳なのに62歳と名乗っていた
・風間博子:熊谷市の資産家の娘で元保育士。1983年に関根と結婚(関根は7度目)。登記上の社長・経理担当、ドッグショーではハンドラー
・「子犬が産まれたら高値で引き取る」と言ってつがいを法外な値段で売り、持ち込まれた子犬は難癖をつけて値切る。客とのトラブルが絶えなかった
・1993年1月、税金対策で偽装離婚。同じ家で暮らし続けた
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【4人の被害者】(判決の認定)
| 日付 | 被害者 | 経緯 |
|---|---|---|
| 1993年4月20日 | 行田市の会社役員 | 大型犬のつがいを1100万円で購入(相場は数十万円)。返金を要求し、熊谷市のガレージのワゴン車内でカプセルを飲まされる。車は東京駅の地下駐車場に置かれ失踪に偽装 |
| 7月21日 | 暴力団幹部 | 会社役員の失踪後に関根を疑い、金と新犬舎の登記済証を要求。登記済証を渡して安心させたうえでカプセルを飲ませる |
| 7月21日 | 幹部の運転手 | 同席していたため口封じ。山崎の車の助手席で死亡 |
| 8月26日 | 行田市の主婦 | 関根と親密な関係。株主になるよう持ちかけて270万円を受け取った直後にカプセルを飲ませる。判決は関根の単独犯と認定 |
・毒物は知り合いの獣医師から譲り受けた犬の殺処分用の硝酸ストリキニーネ
・新犬舎兼住宅の建設費は約2億円。抵当権が設定され、国税の査察も入っていた