第29回「証拠」を我々の手に取り戻せ!
鴨志田ちゃんねる
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第29回「証拠」を我々の手に取り戻せ!
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42年前に滋賀県で発生した「日野町事件」。
この再審公判で、検察が有罪を主張しないことが明らかになりました。
長い年月を経て、元被告人の無罪が明らかになろうとしています。
しかし、このニュースを「良かった」で終わらせてはいけません。
なぜ、この事件は42年もかかったのでしょうか。
その理由の一つが、「証拠開示」です。
日野町事件では、再審の過程で現場検証写真に「行き」と「帰り」の写真が混在していたことが明らかになりました。
もし証拠が開示されていなければ、この事実は埋もれたままだったかもしれません。
実はこれは日野町事件だけの話ではありません。
袴田事件では「五点の衣類」。
福井女子中学生殺人事件では「夜のヒットスタジオ」の放映日に関する捜査報告書。
いずれも、埋もれていた、いや、隠されていた証拠が明らかになったからこそ真実に近づくことができました。
では、その証拠は一体誰のものでしょうか。
警察でしょうか。検察でしょうか。
警察も検察も国の機関です。
その活動は国民の税金によって支えられています。
捜査で集められた証拠は、本来、真実を明らかにするためのものです。
有罪にするためだけではなく、無実を証明するためにも存在しています。
つまり「証拠」とは公共財なのです。
しかし現在、衆議院を通過した政府の再審法改正案では、証拠開示は極めて限定的です。
さらに、開示された証拠の目的外使用には罰則まで設けられています。
このままで、本当に冤罪救済につながる改正になるのでしょうか?
現在、法案は参議院で審議されようとしています。
まだ終わってはいません。
どこまで修正を勝ち取れるのかの最後の闘いが今始まろうとしています。
その大きな力となるのが、世論です。
日野町事件を最後の冤罪にするために。
「証拠」を我々の手に取り戻さなければなりません。
ぜひ最後までご覧いただき、一緒に考えていただければ幸いです。
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