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解答なき考察|第九話:猛暑の8月、静まり返る本流に刻む一投。

利根川アンドレの「川と生きる365日」

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解答なき考察|第九話:猛暑の8月、静まり返る本流に刻む一投。

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利根川アンドレの「川と生きる365日」
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【利根川アンドレ - Tonegawa Fly Fishing Log -】 坂東太郎・利根川の雄大な流れに魅了された一人のフライフィッシャーによる、1年間のドキュメンタリーシリーズ。 2026年、1月の元旦から12月の納竿まで。 季節の移ろいとともに変化する川の表情と、そこに生きる魚たちとの対話をありのままに記録していきます。 「答えは、常に川の中にある。」 前作、7月。 「利根川から鱒たちが消えた」と錯覚するほどの異常な沈黙と、答えの見えない迷走に打ちのめされた私。 それでも、川に通うことだけはやめられない。 迎えた猛暑の8月。お盆休みの最終日、照りつける太陽の下で減水した岸辺を歩いた私は、泥底に横たわる死んだザリガニと、弱々しく漂うヨシノボリの姿を目にします。 「虫もベイトも極端に少ない。魚のつく位置も、捕食の仕方も例年とは全く違うのではないか?」 導き出したのは、真夏の本流であえて「冬の釣り」を試すという一手。 ベイト系ストリーマーを捨て、黒川虫(ラーバ)を模したチューブフライを激流の深場へ沈め、底を転がしてじっくりと放置する。 その直後、ラインを通じて手元に伝わってきた「ズズン、モグモグ……」という重く怪しい生命感。 掴みかけた確かな手応えと、アワセを入れた瞬間に突きつけられたラインブレイクの衝撃。 正体を暴けぬまま迎えた8月下旬。 本流の水位が下がるのを待ち、支流で小さなオイカワと戯れた直後、再び激流の底で怪物が狂暴に暴れ出しました。 水面を割って大ジャンプしたのは、激流に適応した巨大なスモールマウスバス。 0Xのティペットをも引きちぎっていく圧倒的な野生のパワーを前に、私はただ呆然と立ち尽くすしかありませんでした。 「あんなのが、あの流れにいるのか……」 竿を持たずに夕暮れの川をただ見つめ、川の声を聞こうとした矢先、容赦なく襲来した台風。 1メートル以上増水し、すべてを押し流す茶色の濁流が、私が掴みかけた微かな手がかりさえも強引に奪い去っていきました。 どれほど観察し、仮説を立て、一投を刻んでも、自然の不条理の前に打ち砕かれる。 それでもなお、この川に挑み続ける意味とは何なのか。 もがき続けた猛暑の記録、第9話。 【2026年 配信スケジュール】 毎月下旬に順次公開 1月:#1 祈りと観察 〜はじまりの光〜 2-3月:#2 胎動の始まり 〜目覚めの刻〜 4月:#3 狂乱と沈黙 〜4月、利根川に完敗。〜 5月前半:#4 鼓動と震え 〜5月、利根川クオリティー。〜 5月後半:#5 解答なき考察 〜5月後半、利根大堰。〜 5月下旬:#6 呆気なき結末 〜5月下旬、利根川上流。〜 6月:#7 解答なき考察 〜6月・不条理な激流・日中に利根鱒を追いかけた1ヶ月間〜 7月:#8 利根川から鱒たちが消えた夏 8月:#9 解答なき考察|猛暑の8月、静まり返る本流に刻む一投。(※今作) 【使用タックル / 撮影機材(Main Gear)】 Fly Rod: [ EUFLEX JTH RD #8/9 ] Fly Reel: [ HARDY MARQUIS LWT SAL3 ] Waders: [ PATAGONIA スウィフトカレント・トラバース・ジップフロント・ウェーダー ] Camera: Sony α7V / SONY FX30 Lens: FE 24-70mm F2.8 GM II / FE 70-200mm F4 Macro G OSS II / FE 24-105mm F4 OSS 【SNS / Contact】 日々の川の様子や、動画の裏側をアップしています。 Instagram: [   / andre.hanai   ] 【お願い】 この不条理な男の足跡に、少しでも心に響くものがありましたら、高評価・チャンネル登録をいただけると、これからの過酷なシーズンを戦い抜く励みになります。 岸際の観察から立てた仮説、手応えを掴みかけた瞬間のラインブレイク、そしてすべてをリセットする台風の大増水。 皆様もフィールドで「答えに近づいたと思った瞬間に、自然にすべてを奪われた」ような経験はありますか? 理不尽だからこそやめられない、大自然と対峙するアングラーのリアルな想いを、ぜひコメント欄で教えてください。