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雨天標本

yuel

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雨天標本

37 просмотров · 7 дн. назад
yuel
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----- 「……この雨を 記憶の栞にしておこう」 ----- 「雨天標本」 lyric 雨音が窓を叩くたび 遠い日の匂いがした 濡れた傘いつかの街角 名前もない午後のこと しまったはずの記憶ほど 雨に濡れて蘇る 忘れたふりをしていた あの日の続きを探してる 透明な瓶にそっと ひとつずつ閉じ込めた 笑い声も 泣き顔も もう 戻れない温度も 君といた日々を褪せないように 小さな瓶にしまっておく 触れれば壊れてしまいそうな あの日の欠片を抱きしめて 降り止まない雨の向こう 知らない季節が過ぎていく 忘れることが優しさなら 僕はまだ優しくなれない 窓辺に残った水滴が 街の輪郭をぼかしてく あの日見た景色さえも 少しずつ知らない場所になる 時間は何も奪わずに ただ遠くへ連れていく だからせめてこの雨を 記憶の栞にしておこう 透明な瓶の底には 言えなかった言葉たち 「またいつか」なんて声も まだ消えずに残ってる 君といた日々を綺麗なままで 閉じ込めておけたなら 傷ついたことも 寂しさも 愛した証に変わるだろう 濡れた街角あの日の僕が 今もどこかに立っている 手を伸ばしたら届きそうで それでももう触れられない もしも忘れてしまったら 僕は何を僕と呼べるだろう 失くしたものを数えるように 残った欠片に名前をつけた 雨の日だけ開く 標本箱 そこには確かに君がいる もう会えなくても もう話せなくても あの日々は 消えないから 君といた日々を 褪せないように この胸の奥にしまっておく いつか僕が歩けなくなっても あの温度だけは 忘れない 雨が止んだら 空を見上げて 知らない明日へ歩き出そう 忘れなくていい 忘れなくても 僕は僕のまま 生きていける 雨天標本 最後の一滴 瓶の底へと落ちていく 「さよなら」じゃなく「ありがとう」を そっと過去へ 蓋をした