1985年、母は再婚するために、12歳だった私を山奥に暮らす見知らぬ老人に預けた。ところが、その老人は私を実の孫のように可愛がり、大学まで行かせてくれた―15年後、大学の卒業証書を手に故郷へ帰った私が
小夜の言いそびれ
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1985年、母は再婚するために、12歳だった私を山奥に暮らす見知らぬ老人に預けた。ところが、その老人は私を実の孫のように可愛がり、大学まで行かせてくれた―15年後、大学の卒業証書を手に故郷へ帰った私が
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小夜の言いそびれ
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1985年、母は再婚するために、12歳だった私を山奥に暮らす見知らぬ老人に預けました。
「少しの間だけだから……」
そう言って去っていった母。しかし、母が迎えに来ることはありませんでした。
突然、母に置き去りにされた12歳の少女・咲。見知らぬ山奥で始まった暮らしは、不安と孤独でいっぱいでした。
そんな咲を迎え入れたのは、68歳の老人・黒田修造。
血のつながりもない少女に、老人は温かい食事と安心して眠れる場所を与え、実の孫のように大切に育ててくれました。
「ここに来たからって、今日から元気になる必要はない」
その言葉が、母に捨てられた少女の人生を少しずつ変えていきます。
やがて少女は高校を卒業し、働きながら大学進学を目指すことに。決して裕福ではない暮らしの中、老人は少女の夢を支え続けました。
そして15年後の2000年。
27歳になった咲は、ついに大学を卒業します。
卒業証書を手に、15年ぶりに母の暮らす家を訪ねた咲。
玄関の扉を開けた瞬間、目に飛び込んできたのは、12歳の夏に置いていった、つま先の破れた白い上履きでした。
その隣には、見覚えのない小さな子どもの靴が3足。
そして奥の部屋から聞こえてきた、子どもたちの声……。
なぜ母は、15年間も上履きを捨てずに持っていたのでしょうか?
母があの日、娘を置いていった本当の理由とは?
そして、15年ぶりの再会で明かされる、あまりにも切ない真実とは……。
これは、親子のすれ違い、血のつながりを超えた家族の絆、そして一人の少女が自分の人生を取り戻すまでを描いた、涙と感動のヒューマンドラマです。
最後までご覧いただくと、「本当の家族とは何か」「人を愛するとはどういうことか」を、きっと改めて考えたくなるはずです。
昭和から平成へと続く15年間の人生物語を、心を込めた朗読でお届けします。
家族愛、親子の絆、人生の再出発、心温まる感動ストーリーがお好きな方は、ぜひ最後までお楽しみください。
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※本作品は創作によるフィクションです。登場する人物・団体・出来事は架空のものであり、実在するものとは関係ありません。
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