なぜ、みんなに好かれている人と、自分だけは合わないと感じるのか【性格心理学・非言語コミュニケーション】
浮き世の解剖ラボ
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なぜ、みんなに好かれている人と、自分だけは合わないと感じるのか【性格心理学・非言語コミュニケーション】
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みんなには嫌われているのに、自分とだけは、なぜか波長が合う。逆に、みんなに好かれている人と、自分だけは合わない。どちらも、見る目の狂いではない。
心理学者ケニーは、学生全員に全員を採点させ、AがBに付けた点を三つに分けた。Aの甘辛、Bの人気、そしてAとBの間にしか出てこない点だ。好き嫌いでは、この三つ目がいちばん大きく、散らばりの半分以上を占める。「みんなに嫌われている」は二つ目の点、「自分とは合う」は三つ目の点で、最初から別の場所に付いている。
・似ているから合う、は相手に一度も会わない実験から生まれた法則で、すでにある関係では効いていない。三百十三の研究をまとめた結果だ
・合うかどうかは体に出る。相手が自分に返す速さが四分の一秒を切るか、笑いが重なるか、て・に・を・は の使い方が移っているか。本人にも観察者にも見分けられない
・みんなに好かれる人と合わない理由は、組み合わせにある。仕切りたい型どうし、広がった姿勢どうしは、満足が下がる
・相性は席順と回数で作られる。座席番号のくじで隣になった二人は、一年後に友人になっていた
この動画では、居酒屋の空いた椅子と、月曜の朝の隣の席を行き来しながら、その仕組みを解剖していく。
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【目次】
0:00 オープニング みんなに嫌われている人と、自分だけは合う
1:53 第1章 「みんなに嫌われている」は、誰が決めているのか
4:45 第2章 似ているから合う、は本当か
8:02 第3章 なぜ、みんなに好かれている人と、自分だけは合わないのか
11:29 第4章 「合う」は、体のどこに出ているのか
14:33 第5章 相性は、運命なのか、席順なのか
16:55 第6章 合う相手と合わない相手は、瞬時に見分けられるのか
19:55 エンディング みんなの評価と、ふたりの間の点は、最初から別々に付いている
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📚 研究の出典元
・「肌が合う」「馬が合う」「気が合う」「波長が合う」の初出(一六八六年・一七一一年・一八〇九年・一九九八年。「肌」は最初から「肌が合わない」の形)
精選版 日本国語大辞典・デジタル大辞泉/国立国会図書館レファレンス協同データベース(日本)
・会社に伝えなかった本当の退職理由(5,168人。一位は「人間関係が悪い」46%)
エン・ジャパン『エンゲージ』「本当の退職理由」調査(2024年・日本)
・好き嫌いの点は三つに分かれる(自分の甘辛・相手の人気・ふたりの間の点。好き嫌いではふたりの間の点が最大で、散らばりの半分以上)
Kenny『Interpersonal Perception』(1994年/第2版 2020年)/Back & Kenny, Social and Personality Psychology Compass 4(10)(2010年・アメリカ)
・本人が選んだ証人による性格の描写(403人+90人。本人を好きな証人ほど、明るく・優しく・誠実に描いた)
Leising, Erbs & Fritz, Journal of Personality and Social Psychology 98(4)(2010年・ドイツ)
・噂で判断が変わる(126人。同じ事実を見ていても、良い噂で7割5分が協力し、悪い噂で半分に落ちた)
Sommerfeld, Krambeck, Semmann & Milinski, PNAS 104(44)(2007年・ドイツ)
・偽の回答用紙による「似た者どうし」の実験(64人。同じ回答の相手は7段階で6.5、逆の相手は1.8)
Byrne, Journal of Abnormal and Social Psychology 62(3)(1961年・アメリカ)
・反発仮説(情報なしの組と比べると、似た相手への好意は変わらず、違う相手への嫌悪だけが出た)
Rosenbaum, Journal of Personality and Social Psychology 51(6)(1986年・アメリカ)
・313研究のまとめ(実際に似ていることは、会わない実験と短い接触でだけ効き、すでにある関係では効かなかった)
Montoya, Horton & Kirchner, Journal of Social and Personal Relationships 25(6)(2008年・アメリカ)
・速い見合いでの「実際の類似」と「感じた類似」(187人。効いたのは感じた類似だけ)
Tidwell, Eastwick & Finkel, Personal Relationships 20(2)(2013年・アメリカ)
・血液型と性格(日米1万人超。68項目中65項目に差がなく、説明できるのは0.3%未満)
縄田健悟, 心理学研究 85(2)(2014年・日本)
・公園と町で調べた1,523組(似ている度合いは、出会って5分の組でも20年の組でも変わらなかった)
Bahns, Crandall, Gillath & Preacher, Journal of Personality and Social Psychology 112(2)(2017年・アメリカ)
・「いいね」で測り直した性格の類似(恋人1,101組・友人46,483組。質問紙では似ていないが、押した跡では似ていた)
Youyou, Stillwell, Schwartz & Kosinski, Psychological Science 28(3)(2017年・イギリス/アメリカ)
・上司ガチャ(300人。「外れた」経験がある人は81%)
アクシス「上司ガチャに関する意識調査」(2024年・日本)
・仕切りたい型と任せたい型(42人+48人。満足が上がったのは反対の型の組だけ)
Dryer & Horowitz, Journal of Personality and Social Psychology 72(3)(1997年・アメリカ)
・広がる姿勢と縮こまる姿勢(93人+74人。相手と反対の姿勢を取った人のほうが相手を好きになり、本人は気づいていない)
Tiedens & Fragale, Journal of Personality and Social Psychology 84(3)(2003年・アメリカ)
・初対面87組の待合室(外向どうし・内向どうしは良い初対面。とげのある人どうしだけが飛び抜けて悪かった)
Cuperman & Ickes, Journal of Personality and Social Psychology 97(4)(2009年・アメリカ)
・自己検証(既婚86組。自分を低く見ている人は、低く見る配偶者に強く結びついていた)
Swann, Hixon & De La Ronde, Psychological Science 3(2)(1992年・アメリカ)
・初回デートで惹かれたきっかけ(218人。一位は「会話のテンポが合う」、二位は「よく笑う」)
ゼクシィ縁結び「マッチングアプリ利用実態アンケート2024 初回デート篇」(2024年・日本)
・返事までの間(66人・322会話。相手が自分に速く返すかが効き、自分の速さは効かない。第三者450人にも聞き分けられた)
Templeton, Chang, Reynolds, Cone LeBeaumont & Wheatley, PNAS 119(4)(2022年・アメリカ)
・十の言語の返事の速さ(日本語は平均でほぼゼロ、いちばん遅いデンマーク語でも半秒)
Stivers ら, PNAS 106(26)(2009年・オランダほか)
・カメレオン効果(真似された人は相手を好きになり、誰も真似に気づかない。仲間外れにされた直後の人は、入れてほしい集団の人だけを真似た)
Chartrand & Bargh, Journal of Personality and Social Psychology 76(6)(1999年・アメリカ)/Lakin, Chartrand & Arkin, Psychological Science 19(8)(2008年・アメリカ)
・短い語の一致(速い見合い40組。揃っていた組は33%が両想い、揃っていなかった組は9%。本人にも観察者にも見分けられない)
Ireland, Slatcher, Eastwick, Scissors, Finkel & Pennebaker, Psychological Science 22(1)(2011年・アメリカ)
・笑いの重なり(カップル71組。4分に笑い約900回、重なったのは256回。重なりが多いほど親密で、ひとりだけの笑いは逆に効いた)
Kurtz & Algoe, Personal Relationships 22(4)(2015年・アメリカ)
・脳の反応の似た二人ほど友人(一学年279人+42人。同じ場面で同じように脳が反応する二人ほど友人だった)
Parkinson, Kleinbaum & Wheatley, Nature Communications 9:332(2018年・アメリカ)
・座席番号のくじ(新入生54人。くじで隣になった二人は一年後に友人になっていた)
Back, Schmukle & Egloff, Psychological Science 19(5)(2008年・ドイツ)
・会う回数と好意(初対面の二人を1回から8回まで会わせると、好意は真っ直ぐ上がった)
Reis, Maniaci, Caprariello, Eastwick & Finkel, Journal of Personality and Social Psychology 101(3)(2011年・アメリカ)
・知り合うほど「みんなの一致」は減る(129人×学期2回+長年の知り合い252人。長年の知り合いでは、みんなの一致は百のうち四)
Eastwick & Hunt, Journal of Personality and Social Psychology 106(5)(2014年・アメリカ)
・計算機に「誰が誰を好きになるか」を学ばせる(181項目。誰がモテるかは1〜3割当たり、この二人が合うかはゼロ項目ぶんも当たらなかった)
Joel, Eastwick & Finkel, Psychological Science 28(10)(2017年・アメリカ/カナダ)
・動きの拍子の一致(19組。同じ仕草の一致は、むしろ本人の不安と結びついていた)
Bernieri, Journal of Nonverbal Behavior 12(2)(1988年・アメリカ)
※この動画は、特定の個人・団体・地域の方々を批判、揶揄する意図は一切ありません。
#社会心理学 #性格心理学 #言語学 #認知神経科学 #非言語コミュニケーション #国語学
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