なぜ1万3000年前の縄文人は「同じ場所」に何度も戻ってきたのか?【睡眠導入・作業用BGM】
眠りのための静かな日本史
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なぜ1万3000年前の縄文人は「同じ場所」に何度も戻ってきたのか?【睡眠導入・作業用BGM】
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眠りのための静かな日本史
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今夜あなたが眠りにつくその場所で、今から一万三千年も昔、群馬県みどり市の西鹿田中島(さいしかだなかじま)の台地でくり返されていた、太古の朝と夜、そして「同じ場所へ戻る」静かな記憶へタイムスリップしてみませんか。
まだ夜の気配がのこる、初冬の霜の朝。 舌のように突き出した台地の草は白く凍り、一歩ふみだすたびに小さな音をたてていました。
一万三千年前、縄文時代のはじまりの季節。 人々はこの台地に立ち寄り、森でカシワやコナラのドングリを拾い、浅い穴を掘って土器の底の破片を敷き、木の実をおさめて静かに土をかぶせていました。 そして、しばらくの時ののち、彼らは再びこの同じ台地へと戻り、少しだけ場所をずらして新しい穴を掘り重ねていったのです。
重ねられた十の穴。少なくとも四回以上くり返された、静かな再会の足音。
なぜ、彼らはこの場所に何度も戻ってきたのでしょうか。 なぜ、穴の底に割れた土器の底をそっと置いたのでしょうか。 そして二千年もの時が流れたのち、同じ台地の上にふたたび重ねて建てられた、ふたつの住居の跡。
爪の形をした小さな三日月の模様がならぶ「爪形文土器」と、石を削った長脚鏃の静かなぬくもり。
今夜は、霜を踏む「ちきちき」という心地よい音や、ドングリがかごの底でころがる「ころ、ころ」という柔らかい響き、そして炉の火の暖かな香りに身を委ねながら、ゆっくりと眠りの底へ沈んでいってください。 一万三千年前の静かな夜空が、今夜のあなたの眠りを優しく包み込んでくれます。
【目次】 00:00 オープニング:群馬・西鹿田中島遺跡。一万三千年前の霜の朝 12:15 舌状の台地と一番最初の火:灰の下で小さく息づくおき火の赤 25:30 カシワとコナラの森:かごの底で「ころ、ころ」と音を奏でるドングリ 39:10 一万年前の爪形文土器:三日月の模様をひとつずつ刻んだ指先 54:15 長脚鏃とつくりかけの石:火のそばで静かに形を得ていく矢じり 01:10:25 ざく、ざく、と掘る音:直径1メートル、深さ30センチの浅いくぼみ 01:26:40 穴の底の謎:なぜ割れた土器の底と炭になったドングリを置いたのか 01:42:15 重なり合う10の穴:少なくとも4回以上くり返された「戻ってきた足音」 01:58:30 2000年後のふたつの家:全国で初めて見つかった草創期の重なり合う住居 02:14:00 ふくろうの声と星のまたたき:一万年変わらない夜の静けさ 02:30:00 エンディング:霜の降りる台地と、今夜のあなたの安らかな眠り
▼ *関連動画(あわせてご覧いただくと、縄文の暮らしと歴史が深く繋がります)* ・【前夜】なぜ鉄も設計図もない縄文人が「直径1mの巨木」を寸分違わず立てられたのか?