湯気が消えるまで
Worklight Focus
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湯気が消えるまで
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会話が途切れるたびに、
「何か話さなきゃ」
「つまらないと思われたかな」
そんなふうに、
相手の表情を見ながら
次の言葉を探してしまうことがある。
でも本当は、
沈黙そのものが怖かったわけじゃなくて、
相手の気持ちを読もうとするたびに
自分の声が遠くなっていくことが
苦しかったのかもしれない。
何も話さなくても、
同じ景色を見ていられること。
言葉がなくても、
そのまま一緒にいられること。
そんな静かな時間の中で、
少しずつ自分に戻っていく恋の歌です。
「湯気が消えるまで」
言葉にできなかった恋愛感情を、歌に。
Worklightfocus
【歌詞】
「今日どうだった?」に
「いつも通り」と笑ったあと
次の言葉を探してた
湯気がゆっくりほどけてく
あなたはカップを両手で持ち
冷めかけたお茶を
ひと口飲んだ
スプーンがカップに触れ
小さな音がした
次の言葉のかわりに
時計の音が続いてた
つまらないと思われたかな
まだ起きてもいない答えを
探して笑うタイミングまで
あなたに合わせていた
湯気が消えるまで
話題を探さなくていい
スプーンがカップに触れる音
今日はそのまま聞いていた
何か言わなきゃ、の向こうで
息をひとつ吐いたとき
黙ったままの私も
ここにいていいと思えた
前ならきっと
別の話を始めた
見ていた映画のことも
思い出せたけれど
あなたが皿を重ねて
流しへ運んでいく
「手伝うね」と出た声は
前より少し自然だった
沈黙が戻っても
顔色を探すかわりに
窓を過ぎてく車の光を
あなたと眺めていた
湯気が消えるまで
答えを急がなくていい
窓を過ぎてく車の光
二人で目で追っていた
言葉が途切れたそのあとで
自分の息を聞いていた
黙っているこの時間を
前ほど怖がらなかった
私が怖かったのは
静けさじゃなかった
あなたの気持ちを読むたび
自分の声が遠くなること
湯気が消えるまで
話題を探さなくていい
スプーンを置いたあなたが
静かにこちらを見た
「今日は静かだね」と
あなたが少し笑う
返事のかわりに私も
同じように笑っていた
カップはもう冷めてる
話は途切れたまま
それでも今夜は
急いで終わらせなかった
#恋愛ソング #心に響く歌 #切ない曲