【漫画】特進科で三十七点と呼ばれる落ちこぼれの俺。毎朝四時十分、学校中のガラス器具を黙って作っていたが、俺を見下す首席が洗い場の置き忘れを測った日、妹が兄と呼ぶのをやめた【胸キュン漫画】
こはるの胸キュン漫画
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【漫画】特進科で三十七点と呼ばれる落ちこぼれの俺。毎朝四時十分、学校中のガラス器具を黙って作っていたが、俺を見下す首席が洗い場の置き忘れを測った日、妹が兄と呼ぶのをやめた【胸キュン漫画】
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特進科の三年で、俺の化学は三十七点だ。
来月には普通科へ落ちることが、もう決まっている。
毎朝四時十分、理科準備室のいちばん奥で火を点ける。
学校の実験に使うガラス管は、四年ぶん全部この手で引いた。
二百十二本。学校が買った数は、ゼロ本だ。
棚のラベルは四年、一枚も書いていない。
名前を残さない約束で、鍵を開けてもらってきたからだ。
九年前に死んだ、あの人の癖をひとつだけ真似している。
管の根元に、見えないくらい浅い線を一本。
——〇・八ミリ。
その厚みで組んでいるから、あいつの実験は途中で落ちない。
あいつは今年も代表で、俺は洗い場に管を一本置き忘れた。
置き忘れを拾ったのは、俺を見下していた首席だった。
▼章
00:00 三十七点の人間が、なんでこの部屋にいる
00:15 今日出すのは分留管が四本と冷却管が二本
00:33 兄さん、今朝も四時に起きてましたよね
01:37 肉厚〇・八ミリ。それ以外の厚みは使えない
02:39 兄さん、右手の甲がまた焼けてますよね
03:12 それを九年、誰が出してきたと思います?
04:15 ……見られると困ることが、あるんですね
05:04 管の根元に、線を一本だけ入れておく
05:35 この中で唯一、実験の点が付かない人間だ
07:01 去年のが、〇・八を割っていたからです
08:06 拾うのを、俺はこの日に忘れてしまう
08:40 実技を捨てた。これで下に落ちるのは確定だ
09:57 火だ。あの部屋で、誰かが火を使っている
10:46 根元に線が一本。卜部さんの父さんの癖です
13:33 ……これは、人の手で作られた管だ
14:36 肉厚〇・八〇。四箇所、全部同じだった
15:13 ただ、この管を作った人間は俺じゃない
15:39 四年で二百十二本。全部この人の手です
16:06 三番を引き直してました。前の晩から通しで
16:52 決めたのは兄さん
17:31 部員の欄じゃない。器具を作った人間の欄だ
17:58 箒の柄じゃないですね。これ、吹き竿です
19:06 〇・八ミリです
19:30 二百十二本です
21:02 鹿沼くん
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