月夜の渚、霧の中から近づく二人 遠野物語「魂の行方」の話 死にゆく人が会いに来る【妖怪・朗読】
妖怪よもやま話
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月夜の渚、霧の中から近づく二人 遠野物語「魂の行方」の話 死にゆく人が会いに来る【妖怪・朗読】
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柳田國男『遠野物語』(1910年)の、本の初めの一覧で「魂の行方」の見出しに並ぶ話を中心に、亡くなる前の人や亡くなった人が姿を見せる話を、本文のとおりに現代の言葉で語る長編の朗読です。
死ぬ日の夕方に、普請場へ手伝いに来た豆腐屋の父。重い病のはずの主人が寺を訪ね、帰ったあとの畳にはお茶がこぼしてありました。法事の前の晩、門口の石に座っていた老女のうしろ姿。夏の初めの月夜、渚の霧の中から近づいてきた男と女。そして、空へ昇っていった男と、寺の門の向こうで紅の芥子の花畑を見た男。
話はどれも『遠野物語』に書き残された言い伝えとして紹介するもので、本当にあった出来事だと言い切るものではありません。本文に無い出来事は足していません。本の成り立ちや柳田の注、本の初めにある話の一覧、話どうしのつながりは、語り手の解説として話と分けてお話ししています。実在の人が亡くなった話を含むので、亡くなるときの様子は語っていません。
この回の絵は AI で描いた挿絵です。本文に書かれている場面だけを描きました(服や家の造りなど、本文に書かれていない細かな所は描くために決めたものです)。古い紙面は『遠野物語』初版(1910年・国立国会図書館蔵)です。語りは AI の合成音声です。
目次
0:00 霧の中から近づく二人
0:33 一 堂突の夕方
2:14 二 畳にこぼれた茶
4:33 三 門口の老女
5:20 四 霧の渚
7:30 五 紅の芥子
原典
柳田國男『遠野物語』初版(1910年)の八六・八七・八八・二二・二三・九九・九五・九七と題目・序・一
本文 青空文庫 図書カード52504(底本 岩波文庫『遠野物語・山の人生』)www.aozora.gr.jp/cards/001566/card52504.html
紙面 国立国会図書館デジタルコレクション『遠野物語』(1910)dl.ndl.go.jp/pid/767944
#遠野物語 #妖怪 #朗読