担任が4人?長崎県の中学校25%が導入「チーム担任制」とは 教員不足・働き方改革の解消目指す学級運営の現場を取材
NBC長崎放送
0:00 / 0:00
担任が4人?長崎県の中学校25%が導入「チーム担任制」とは 教員不足・働き方改革の解消目指す学級運営の現場を取材
100 просмотров · 2 ч назад
NBC長崎放送
63,9 тыс. подписчиков
100 просмотров · 2 ч назад
長崎県内の中学校の4校に1校で導入され、小学校でも取り入れられている「チーム担任制」。従来、1クラスに1人の担任がつく「固定担任制」に対し、複数の教員がローテーションで1クラスの担任を務める仕組みで、全国の学校で導入が進んでいます。チーム担任制とはどのような取り組みなのか、長崎市内の中学校を取材しました。1週間ごとに担任を交代 ホワイトボードで情報共有今年で79年の歴史を持つ長崎市立長崎中学校では、5年前から「チーム担任制」を導入しています。1年生は2クラスあり、4人の教員が配置され、担任などの役割をローテーションで務めています。1年生の教員は「きょうは1組さんの副担とサブです。子どもたちの朝の登校の様子見守ったり、『調子どう?』とコミュニケーションとりながら、1日の様子とかを確認して」と話します。廊下に設置されたホワイトボードも、教員と生徒の情報共有に欠かせないものとなっています。教員は「2クラス情報がずれないことが大切なので、伝えたいこととか連絡事項を書いたり、みんなで共通理解を図るために使っています。朝もこっち入ったりあっち入ったり、みんな壁なく過ごしています」と話します。1年生の場合、担任と副担任は1週間ごとに入れ替わります。教員は毎朝、ホームルームの前に1日の動きや各クラスの様子を共有しています。 「きょうちょっと2組さん休みが多い。体調不良が増えているかも」と、クラスの状況を伝え合う場面もありました。背景に教員不足と働き方改革 学校現場に求められる3つのこと県内では離島でも導入され始めているチーム担任制。その背景には、教員不足への対応に加え、働き方改革があります。長崎大学教育学部の戦略職員・木村国広さんは、学校現場に求められていることとして3つの点を挙げています。木村さんは「今学校現場に求められている3つのことがよく挙げられます」としたうえで、1つ目に「児童生徒1人ひとりの多様性を尊重した教育をもっとやっていこうということ」、2つ目に「1人の教員への依存の大きさ、また若手やベテランといった経験値の違いに伴う学級間格差の解消」を挙げました。そして、3つ目として「働き方改革の推進と学校教育の質の向上の両立」を挙げています。 長崎中学校の鬼塚喜隆校長は次のように話します。「(教員が)無理なく働けて、自分の力を発揮できる。時間に追われることがない。無理のなさが本来その教師がすべき授業づくりであったり、子どもたちとの相談、関わりに時間を割くこともできますので、いい方向に回っているというふうに思いますね」試行錯誤を続ける教員 卒業生アンケートでは全員が肯定的に評価一方、長崎中学校では、制度をより良いものにするための試行錯誤も続いています。2年生の教員は「どこまで自分の色を出していいのかなっていうのが時々悩む時もありますが、先生方と相談しながら進めていってます」と、制度を運用する中での悩みを明かします。教員が業務を分担し、複数の目線で生徒を支えることで、負担の軽減につながるとともに、教員が孤立しない環境づくりにもつながっているといいます。学校が去年の卒業生50人を対象に実施したアンケート調査(4段階評価)では、「チーム担任制をどう思うか?」という質問に対し「とてもよかった」が66.0%、「どちらかと言えばよかった」が34.0%となり、全員が肯定的に評価しました。生徒からも、複数の教員が担任を務めることへの安心感や、相談できる相手が増えることを評価する声が聞かれました。1年生は「いろんな先生の視点から教えてもらえるから良いです」と話します。3年生からは「頼るべき時にいろんな頼り方ができるので結構安心してます」という声や、「いろんな先生がいる分、自分に合う先生も自分で話して見つけて本当に助かってます」という声が聞かれました。また、チーム担任制は教員のレベルアップにもつながっているといいます。3年学年主任の甲斐将聡先生は「経験があられる先生が『こうだよ』って教えてくれる場面もありますし、若手は若手なりにアイデアを出して『どうですか』という場面もある」と話します。そのうえで「今後続けていくなかで、ブラッシュアップしていけるところはどんどん変えていきながら、より良い形になっていくのが理想かなと思っています」と、今後の展望を語りました。情報共有の徹底が鍵 学校の実情に合った柔軟な運営を少子化や教員不足に直面する学校現場で、教育の質の向上と働き方改革の両立を目指すチーム担任制。取材した長崎中学校では、情報共有を徹底しています。教室の前にはベンチが設置され、生徒同士、そして教員同士で相談がしやすい環境となっています。一方、県内ではチーム担任制を一度導入したものの、情報共有がうまくいかず、学校の実情に合わなかったために取りやめたところもあるということです。専門家によりますと、教育現場では、それぞれの学校の実情に沿った柔軟な学級運営が求められているということです。
詳細は NEWS DIG でも!↓
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/...