【ダイコン栽培】追肥のタイミングと上手な与え方(根を大きく太くする追肥時期と追肥の量を完全解説!)
野菜作りの教科書 Vegetable Beginners Guide
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【ダイコン栽培】追肥のタイミングと上手な与え方(根を大きく太くする追肥時期と追肥の量を完全解説!)
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今回の動画では、ダイコンの追肥について、いつ、どんな肥料を、どのくらい与えればいいのか。そして、どのように肥料を施すのが効率的なのかまで、分かりやすく解説していきます。
葉っぱは大きく元気なのに、ダイコンがなかなか太くならない。肥料を足したいけれど、葉ばかり大きくなったら困る。追肥の時期を逃してしまって、今からでも間に合うのか分からない。
ダイコンを育てていると、こんな悩みや迷いが出てきますよね。
ダイコン栽培では、追肥をしていないことより、必要のない追肥を重ねてしまうことのほうが、問題になる場合も多いです。
だからといって、肥料を控えるだけでは太いダイコンは育ちません。必要なときには補い、足りているときには待つ、この判断ができると、追肥への迷いはぐっと減ります。
この動画を最後まで見れば、追肥をする日を覚えるだけでなく、目の前のダイコンを見て、肥料が必要か判断できるようになります。
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【目次】
0:00 オープニング
0:14 ダイコンの追肥時期と追肥方法
1:40 ダイコンの追肥の考え方
5:02 ダイコンの追肥のタイミング
8:47 追肥の効率的な施し方
12:03 追肥でおすすめの肥料と与える量
16:53 肥料不足か肥料過多かの判断方法
23:03 大根の追肥方法まとめ
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【動画の内容】
ダイコンの追肥の考え方
まず、ダイコンの追肥を考えるうえで覚えておきたいのは、ダイコンは生育する時期によって、養分の使い方が変わるということです。
ちなみに、私たちが普段食べているダイコンの白い部分は、すべてが根というわけではありません。
上のほうには胚軸と呼ばれる部分が含まれていて、その下に主根があります。
では、ダイコンは何を使って太くなっていくのでしょうか。
ここで重要なのが、葉の光合成です。
光合成によって作られた物質を、同化産物といい、葉から植物の各部分へ運ばれ、根の肥大にも使われます。
そこで重要になるのが、窒素です。
窒素は、葉緑素やタンパク質などを作るために必要な養分で、窒素が不足すると、葉色が薄くなったり、新しい葉の展開が遅くなったりします。
その結果、光合成を行う葉面積が十分に確保できず、根の肥大にも影響します。
ただし、ここで注意したいのは、窒素をたくさん与えれば、根がどんどん太るわけではないことです。
実は、窒素が過剰になると、葉の生長が必要以上に旺盛になり、根の肥大とのバランスが崩れてしまいます。
ダイコンは追肥を何回も繰り返せばいい野菜ではありません。
大切なのは肥料を入れる回数ではなく、必要としている時期に養分を不足させないこと。
そして、すでに十分な養分があるなら、無理に追加しないことです。
追肥のタイミングと追肥の回数
一般的な秋まきの青首ダイコンでは、1回目の追肥を検討する目安になるのが、種まきから20日から30日程度で、本葉が5枚から6枚前後になった頃です。
1回目の追肥をする時期は、葉の面積が増え、光合成能力も高まっていき、同時に、地下では根の肥大も進み始めています。
つまり、この時期に窒素などの養分が不足していると、葉の生長だけでなく、その後の根の肥大にも影響してしまいます。
次に、2回目の追肥についてです。
基本的には、1回目の追肥で養分が補われ、その後も順調に育っているなら、2回目は必要ありません。
ただし、条件によっては追加の追肥が必要になることがあります。
時期としては、1回目の追肥から10日から15日程度あとで、本葉が8枚から10枚前後になった頃が、一つの目安です。
収穫前の追肥の一つの目安として、収穫予定日の2週間から3週間前を過ぎた頃からは、追加の追肥は基本的に控えます。
追肥で与える肥料の種類と施肥量
家庭菜園で使いやすいのが、成分表示がはっきりしている普通化成肥料です。
ダイコンの追肥ではバランス型の化成肥料が使いやすいです。
具体的な量としては、元肥を施している一般的な秋まきの場合、1㎡あたり20グラムから30グラム程度が一つの目安です。
次に、有機質肥料を使う場合についてです。
まず油かすを使う場合ですが、1回あたりの使用量ですが、一般的な油かすであれば、1㎡あたり30グラムから50グラム程度が目安になります。
次に、ぼかし肥料を使う場合です。
窒素を2%から3%程度含むぼかし肥料なら、1㎡あたり50グラムから80グラム程度が目安です。
そして、最後は鶏ふんを使う場合です。
窒素を1.5%から2%程度含む製品なら、1㎡あたり50グラムから100グラム程度が目安です。
追肥の効率的な施し方
実は肥料をどこに施すかによって、養分の吸収効率や、根への負担が変わるのをご存知でしょうか
追肥で意識してほしいのが、大根の根の広がり方です。
追肥するときは、太い根のすぐそばに肥料を集中させるより、側根が広がっている場所に与えるのがポイントです。
具体的には、1回目の追肥では、株の中心から10センチから15センチ程度離れた位置を、一つの目安にします。
2回目の追肥を与える場合は、1回目のときよりも少し外側へ与えます。
目安としては、株の中心から15センチから20センチ程度です。
どちらの追肥でも注意したいのが、肥料を株元に集中させないことです。
肥料は一か所にまとめて置くのではなく、適量を分散させてまくことが大事です。
次に、肥料を撒いたあとにやっておくことをお話します。
基本的には、土の表面を軽くほぐして、肥料と土を浅く混ぜ合わせます。
用土と混ぜることで、肥料が湿った土と接触しやすくなり、土壌中で溶け出しやすくなります。
そして、追肥と一緒にやっておきたいのが、土寄せです。
ダイコンの土寄せには、株元を安定させたり、雨などで流れた土を補ったりする役割があります。
ただし、すべてのダイコンに必ず土寄せが必要というわけではありません。
株が傾いている場合や、雨で株元の土が流れている場合などに、必要な分だけ軽く寄せておきます。
そして、追肥の後に忘れてはいけないのが、土の水分の確認です。
肥料は、土の中に適度な水分があって初めて、根から吸収されます。
追肥したときに土が乾燥しているなら、必要に応じて水を与えておきましょう。
反対に、土が十分湿っている場合は、無理に水を追加する必要はありません。
肥料不足か肥料過多かの判断基準
見極めのコツとしては、一枚の葉だけで決めずに、葉の変化、生長の勢い、土の状態、これまでの施肥を合わせて見ていくことです。
まず、窒素が不足している場合ですが、窒素不足でよく見られるのが、古い葉から色が薄くなり、黄色くなっていく症状です。
ただし、外側の葉が黄色くなっているからといって、必ず肥料不足というわけではありません。
ダイコンは生育が進むと、古い葉が自然に老化して黄色くなることがあります。
窒素が過剰になると、葉色が非常に濃くなり、葉の生長が必要以上に旺盛になることがあります。
葉が大きく広がり、地上部は立派に見える。
ところが、肝心の根の肥大が思ったほど進んでいない。
こうした状態では、窒素過剰が原因の一つになっている可能性があります。
ただし、葉が大きいからといって、窒素過剰とは限りません。
葉が大きく、根も順調に太っているなら、正常な生育です。
大切なのは、葉の大きさだけではなく、根の肥大とのバランスを見ることです。
では、肥料が多すぎる場合はどうすればいいのでしょうか。
余分な肥料を流そうとして、畑に大量の水を入れる方法は、過湿や養分の流出につながるため、おすすめしません。
肥料が多すぎたときは、まず追肥を止め、日照、株間、水はけを整えながら、経過を見ます。
一度土の中に入れた肥料は、簡単に取り除くことはできません。
葉の勢いが強いときは、慎重に少しずつ与えるのが基本です。
では、葉が薄くなっているのに、追肥しても変わらない場合はどうでしょうか。
ここで確認したいのが、根の働きです。
土の中に養分があっても、根が正常に働けなければ、十分に吸収できません。
長雨で土の隙間が水に満たされると、根の周囲に酸素が届きにくくなります。
根も呼吸をしているため、酸素不足では働きが落ちます。
そんなときに肥料を足しても、吸える状態には戻りません。
まず畝の周囲に水がたまっていないか、排水の出口がふさがっていないかを確認します。
反対に、乾燥が続いている場合は、水分不足で養分の吸収も滞ります。
表面だけで判断せず、株元を傷つけない場所で、土の中の湿りも確かめてください。
畑全体が同じように薄いのか、一部の株だけ弱っているのか、この違いも判断材料になります。
一部だけなら、局所的な過湿や根の傷み、病害虫なども考えられます。
このようなときは、肥料不足だと決めつけて、慌てて畑全体へまくのは待ちましょう。
葉は元気なのに太らない場合は、さらに別の確認が必要です。
まず、品種の収穫日数に対して、太りだすのがまだ早いのかもしれません。
また、寒くなってからは、種袋の日数より生育がゆっくりになることもあります。
次に、日当たりと株間です。
周囲の野菜や建物で日陰になっていないか、間引きが遅れ、葉が重なりすぎていないか
周囲の雑草や、ほかの野菜の葉によって日陰になっている場合は、できるだけ日当たりを確保します。
生育具合は、土の硬さや、種まき時期も関係します。
硬い層で根の伸びが妨げられたり、種まきが遅れて低温期に入ったりした場合、その遅れを肥料だけで解消するのは難しいです。
ちなみに、追肥が効いているかどうかは、追肥直後では正しく判断できません。
数日から1週間程度を一つの観察期間にして、新しい葉の展開や生長の勢いを見ます。
低温や肥料の種類によっては、もっと時間が必要です。
追肥が効いたかは、古く黄色くなった葉が、元どおりになるかどうかだけを判断材料にしないこと。
これから出る葉と、その後の生長を見るのがポイントです。
株に大きな変化が見えないからと、数日おきに肥料を足すのは厳禁です。
追肥に迷ったときは、このように考えてみます。
生育が遅いだけでなく、養分不足らしい変化があるか。
根が水や養分を吸える土の状態になっているか。
そして、収穫までに生長する時間が残っているか。
肥料不足なのか、肥料過多なのか、それとも肥料以外に原因があるのか。
この違いを見極められるようになると、必要のない追肥を減らしながら、安定した栽培につなげることができます。