“普通”から外れた人は「圏外」なのか? 直木賞『けんぐゎい』が問いかけるもの#8
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“普通”から外れた人は「圏外」なのか? 直木賞『けんぐゎい』が問いかけるもの#8
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↓前編(芥川賞『ゾンビ回収婦』の解説)はこちら↓
• AIに仕事を奪われた女が“ゾンビ回収婦”に。芥川賞受賞作が描く「人間らしさ」#7
「普通の人」って、本当にいるのでしょうか。
第175回直木賞を受賞した、朝倉かすみさんの『けんぐゎい』。
主人公・ふゆは、幼い頃に患った疱瘡によって顔に痕が残り、見た目を理由に周囲から“普通ではない存在”として扱われてきました。
そして彼女の周りに集まるのも、どこか社会の基準から外れた人たち。
タイトルの「けんぐゎい」=圏外。
けれど、読み進めていくと疑問が浮かびます。
圏外なのは彼らなのか。
それとも、そもそも「普通」という線引きそのものがおかしいのか。
前半で積み重ねられた苦しさをひっくり返すように、後半から大きく動き出す物語。
今回は、第175回直木賞受賞作『けんぐゎい』を読み解きながら、登場人物、タイトル、表紙、そして朝倉かすみさんの作家人生まで掘り下げます。
“普通から外れている”ことは、本当に欠点なのか。
【今回取り上げる主な作品】
・『けんぐゎい』朝倉かすみ(光文社)
・『見えるか保己一』蝉谷めぐ実(KADOKAWA)
・『多類婚姻譚』凪良ゆう(講談社)
・『#台所のあるところ』原田ひ香(文藝春秋)
・『青天』若林正恭(文藝春秋)
・『平場の月』朝倉かすみ(光文社)
・『容疑者Xの献身』東野圭吾(文藝春秋)
【目次】
00:50 前編のおさらい
01:15 第175回直木賞の候補作を振り返る
02:35 受賞作『けんぐゎい』を読んだ率直な感想
04:20 主人公・ふゆと“普通”から外された人生
05:30 「けんぐゎい=圏外」が意味するもの
08:40 “圏外”の人々と後半から始まる逆転劇
16:10 65歳で直木賞受賞・朝倉かすみとは?
18:25 なぜこのタイトル?表紙の謎も考察
19:20 過去の直木賞作品・名作を振り返る
20:15 第175回直木賞 候補作を改めてチェック
21:20 次回は芥川賞・直木賞を予想する?
あなたにとって「普通」とは何でしょうか?
『けんぐゎい』を読んで感じたことや、心に残った登場人物、タイトルの意味についての考察があれば、ぜひコメント欄で教えてください。
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