アメ車 手動運転装置搭載車・福祉車両|フォード マスタングGT(前編)
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アメ車 手動運転装置搭載車・福祉車両|フォード マスタングGT(前編)
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今回の車椅子車両は、2007年型フォードマスタングGTです。
オーナーである関口さんは、約10年前に事故で下半身不随になり、ブレーキやアクセルに足を使う普通のクルマを運転することができなくなりました。
そこで手に入れたのが、ここで紹介しているマスタングGTになります。
もっとも、このマスタングは、先に紹介したシボレーアップランダーの様な、高額な特殊車両ではありません。
ベースはごく普通の正規輸入車であり、そのベース車両に、足の自由が利かない人が、両手のみで車両を操作するための『手動操作装置』を搭載しただけの仕様となります。
つまり、エンジン、ミッション、足回り、外装、内装など、クルマの基本部分は、普通の車両と全く同じわけです。
(関口さんの愛車は、車両全体に様々なチューニングが施されていますが、あれは関口さんの趣味であり、身体の障害には全く関係ありません)
この「手動操作装置」ですが、関口さんによると「ほとんどの車両に装着可能」とのこと。
左ハンドルのマスタングやカマロはもちろん、右ハンドルの国産車でも装着できるし、ボディ形状についても、特に制約はないそうです。
(車椅子を積載することを考えると、車内の狭い2シーターなどは厳しいと思いますが)
もっとも、関口さんが乗降する様子を見ていただければお分かりの通り、車高の高い車両の場合には、足に障害があるオーナーさん自身の乗り降りが大変。
したがって、おそらく車高は低い方が適していると思われます。
(乗降のための別のシステムを搭載するのであれば話は変わってきます)
この『手動操作装置』ですが、日本国内にも装着してくれるメーカーが存在するそうで、これも先に紹介したアップランダーとは異なるポイントです。
また、価格についても、装置+取付工賃込みでも2桁万円で収まるそうで、これも車両価格+改造費他で4桁万円にもなるアップランダーの様な『車椅子車両』とは異なります。
動画を見ていただければお分かりの通り、この手動操作装置は、元々のブレーキとアクセルを手元のレバーでアナログ的に操作するだけの機構なので、価格が思いのほかリーズナブルなのも納得です。
先のシボレーアップランダーの取材をした時も、今回も思ったのですが、障害者の方が車に乗り降りするのは本当に大変。
また、駐車スペースの問題なども無視できません。
この動画をご覧いただいている方の中には、身障者用スペースに駐車する様な見苦しい健常者はいないと思います。
でも、世の中には利己的な理由で身障者用スペースに駐車する様な見苦しい健常者も存在します。
そういう人への罰則があっても良いと思うのですが、そんな法律なんかがなくても、誰もが節度ある運転や駐車をする世界になればいいですね。
■インタビュー:田中享
■撮影&編集:小関一尚
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