動く日本の昔話 ろばたよがたり 第14話「ぷるぷる ぺちゃんの おか」|遠野の炉端で語る、新しい昔話(3〜6歳)
こどもタイム
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動く日本の昔話 ろばたよがたり 第14話「ぷるぷる ぺちゃんの おか」|遠野の炉端で語る、新しい昔話(3〜6歳)
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遠野の古い家の炉端で、サダばっちゃが孫の「ちい」に、新しい昔話を語ります。「動く日本の昔話 ろばたよがたり」は、一年で十二のお話をお届けするシリーズです。ふたとしめ(二年め)のふたばんめ、第14話は、如月(きさらぎ)の寒の晩、ずっと西の国の、赤い土のお話「ぷるぷる ぺちゃんの おか」。
クレヨンの絵がゆっくり動く、約12分の夜語りです(オープニングとエンディングの歌つき)。3〜6歳の小さなお子さんと、いっしょに見るおとなのための動画です。おやすみ前にもどうぞ。
#ろばたよがたり #動く日本の昔話 #読み聞かせ
■ おはなし
ねんど場から村へ、赤い土の道が続いています。「ひろ」は、赤いねんどを入れた小さなかごを背負って、「さと」は、手ぶらで、青い手ぬぐいをかぶって、並んで歩きます。「おもい かごを しょって 歩くのと、おなかの がまんで 歩くのと、どっちが つらいかな」「ためして みよう」。
朝の坂の道は、鼻歌まじりで、へっちゃら。昼の野原の道は、かごがぎし、ぎし、おなかがきゅるる。夕方の草むらの道は、かごがぐらぐら、おなかがぷるぷる。……とうとう、さとが「もう だめ!」と、草むらの大きな葉っぱのかげへ、だっ。ひとりぽつんのひろは、ふふっと笑って、肩がふるえて、かごがぐらぐら。「わたしも、もう だめ!」。かごをおろすと、ぺちゃん。
こわさの目盛りは、3段階のうち0。こわい場面はありません。ふたりとも、悪者でも、笑いものでもありません。勝ち負けも、ありません。
■ 見どころ
・語るのは、炉端のサダばっちゃ。登場人物のせりふも、ばっちゃがひとりで語り分けます。画面に字幕は出しません。日本語の字幕は、画面の字幕ボタン(CC)で出せます。
・絵はクレヨンで、色は赤土の茶と草の緑と水色。太く、ざらついた線で、塗りむらを残して描いています。ひろ(丸くゆるい線・赤土の茶の着物・黄土の手ぬぐい)と、さと(すっとした線・白っぽい着物・青い手ぬぐい)は、持ち物と色で見分けてください。
・ひろの手が、ねんどをかごにぎゅっとおしこんで、ぺた、ぺたとならす手(お話のはじめ)と、そのねんどが、ぺちゃんと落ちる場面(お話の山場)は、同じ赤、対になった音で出てきます。
・ちいが、指を二本、三本と立てて、「ふたつめ!」「みっつめ!」と数えるところにも注目。三どめの「がまん、がまん!」は、見ている子も、いっしょに声に出してみてください。
・第2期は、ちいが毎回、その晩の色紙を小さくちぎって、炉端の障子にはります。今夜は、赤土の茶の色紙。赤の一まいの、となりです。
・おしまいは「どんどはれ」。お話のおしまいに、ばっちゃが灰に線を引いて、「どこまでが言い伝えで、どこからがこしらえた話か」を分けて見せてくれます。
■ ことばについて(おうちの方へ)
・お話の中のことです。ほんとうは、うんちは がまんしないで、おトイレへ。重い にもつは、おとなの しごとです。まねしないでね。
・「うんち」の語は、ばっちゃがちいの耳もとでひそひそと言う、一度だけです。排泄の絵や音は出しません(さとが草むらの葉っぱのかげへ走る後ろ姿だけ)。
・「如月(きさらぎ)」は、旧暦の二月のことです。
・赤いねんどの丘ができるのは、お話の中のことです。丘の呼び名は、お話の中でも出てきません。
■ チャプター
0:00 オープニング「すうっと なに かくの?」
1:34 第14話「ぷるぷる ぺちゃんの おか」・如月の寒の晩
2:07 灰の地図と、こしらえた話
2:37 煙の橋をわたって、赤い道へ
2:56 ねんどをかごに、ぎゅっ、ぺた、ぺた
3:21 ひろとさと、赤い道を歩く
3:59 「どっちが つらいかな」
4:49 ひとつめ、朝の坂の道
5:12 ふたつめ、昼の野原の道
5:54 みっつめ、夕方の草むらの道
6:37 さとが、葉っぱのかげへ
6:54 ひろの「ふふっ」
7:13 ぺちゃん、大笑い
7:36 からっぽのかごと、夕空
7:56 こんもり、小さな赤い丘
8:12 丘のふもとで
8:26 赤い道を、帰る
8:43 言い伝えと、こしらえた話
9:36 どんどはれ、ちょっと しつれい
10:30 エンディング「はいの したの ひ」
12:00 この話の根っこ(出典)
■ この話の根っこ(出典)
本作は、『播磨国風土記』(奈良時代)の、岡の名の由来の話をもとに、新たに書き起こした創作です。読んだ本: 栗田寛『標注古風土記』(1899)。村・人物は、すべて架空です。国立国会図書館デジタルコレクション所蔵。
枠のことば: 柳田国男監修『日本昔話名彙』(1948・1954)巻末「年取り話」・「昔話の始の句」(宮城県名取郡及び仙台)、柳田国男『遠野物語』(1910)第116話(結句「コレデドンドハレ」)。国立国会図書館デジタルコレクション所蔵。
話型について: 地名由来と我慢比べの型です。『日本昔話名彙』には当たる項が見つからず、大成・通観は未照合です。
変えたこと: 原典では、ふたりの神さまの話です。この作品では、神さまの姿も名前も出さず、村の仕事なかまのおとなふたり(ひろとさと)に替えました。荷は、ねんど入りの小さな背負いかご。勝ち負けは言いません。原典にある、排泄の描写、小竹が弾き上げる場面、ほかの別伝は、使っていません。灰の線の場面で、ばっちゃが「ふたりの かみさま」と一度だけ言います。
創作について: 題・ひろとさとの会話・三度のくり返し(朝・昼・夕)・丘の結びは、本作の創作です。丘の名前は、実在の地名とは関係ありません。実在の社・岩・山・遺跡・祭りの名は借りていません。
伝承地について: 伝承地(兵庫県の播磨)には、今も続く暮らしと、今も語られている言い伝えがあります。この話は、それとは別の、こしらえた話です。
■ 制作について
・劇伴と効果音は、琴・篠笛・つま弾く弦の音などをプログラムで作曲・合成したオリジナルです。主題歌は、このシリーズのために作ったオリジナル曲です。
■ シリーズについて
「動く日本の昔話 ろばたよがたり」の第14話です。
再生リスト(全話): • 動く日本の昔話 ろばたよがたり
第1話「ひとつ おおい あしあと」: • 動く日本の昔話 ろばたよがたり 第1話「ひとつ おおい あしあと」|遠野の炉端で語る...
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第3話「いけの そこの いとくり ばあさま」: • 動く日本の昔話 ろばたよがたり 第3話「いけの そこの いとくり ばあさま」|遠野の...
第4話「はしりっこと ささぶね」: • 動く日本の昔話 ろばたよがたり 第4話「はしりっこと ささぶね」|遠野の炉端で語る、...
第5話「そだつ いし」: • 動く日本の昔話 ろばたよがたり 第5話「そだつ いし」|遠野の炉端で語る、新しい昔話...
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英語で語る版(English): • Robata Yogatari Ep. 14 "Wobble Wobble Spla...