大阪城のアカショウビン、残念、すれ違い!でも、恋せずにはいられないアカショウビン、行動すれば見ることはできなくても後悔はない!野鳥観察、うっちー探検発見ほっとけん
うっちー探検発見ほっとけん
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大阪城のアカショウビン、残念、すれ違い!でも、恋せずにはいられないアカショウビン、行動すれば見ることはできなくても後悔はない!野鳥観察、うっちー探検発見ほっとけん
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アカショウビンの生活
アカショウビンは、春になると東南アジアなどの越冬地から日本へ渡ってきます。
5~7月ごろ、山の林や沢の近くで生活し、木の穴などに巣をつくって子育てをします。
カエルや昆虫、サワガニなどの小さな生き物をつかまえて食べ、ヒナにも運びます。
夏の終わりごろになると、巣立った若鳥も親鳥と同じように自分で餌をとるようになります。
秋になると日本を離れ、南へ渡っていきます。
冬は東南アジアなどの暖かい地域で過ごし、次の春になると再び日本へ戻ってきます。
春に日本へ来る → 夏に子育て → 秋に南へ渡る → 冬は暖かい地域で過ごす
これがアカショウビンの1年です。
アカショウビンの移動記録
アカショウビンではなくリュウキュウアカショウビンですが、かなり面白い実測記録があります。普通の足環の回収記録よりも詳しい、足環+GPSロガーを付けたリュウキュウアカショウビンの追跡研究です。2016年に沖縄県宮古島で繁殖していた個体を追跡したものです。
オスBという個体が、宮古島 9月24日にいて、フィリピン・ポリロ島 に10月3日いました。距離は約1,153 kmで9日以内で移動です。
オスAの個体は宮古島に9月24日まで滞在、フィリピン・タブラス島 10月9日いました。 直線約1,429 km 15日以内
特にオスBは分かりやすく、9月24日に宮古島にいた個体が、10月3日にはフィリピンのポリロ島に到着しています。したがって「約1,150kmを9日以内に移動した」という実測例として使えます。途中の27日と30日はGPSが位置を記録できなかったため、「9日間ずっと飛び続けた」という意味ではありません。
さらにオスAは非常に興味深く、
9月24日 宮古島
→ 9月30日 沖縄本島沖(高度3,945m)
→ 10月6日 フィリピン・ポリロ島沖(高度2,353m)
→ 10月9日 タブラス島
と移動しました。寄り道を含む実際の移動距離は研究では約1,815kmとされています。
なお、環境省の通常の足環調査だけを見ると、アカショウビンは国内で454羽が標識され、5km以上離れて再確認された「移動回収」はわずか1例、最長20kmです。つまり、長距離渡りを示す証拠としてはGPS研究の方が圧倒的に有用です。
ですから現在の証拠から言えることを整理すると、
数百km級の海上移動をする能力は十分あると考えられる
渡り全体では1,000kmを超える長距離を移動する
しかし「何百kmを何時間連続で飛んだ」という正確な記録はまだ不足している
大阪城に降りるのも、「もう飛べないから」というより、休息・採食・天候待ちなどのための途中下車と考えるのが自然
というところです。
アカショウビンは、南へ何千kmも渡る力をもつ鳥です。大阪城は、その長い旅の途中で立ち寄る貴重な休憩場所になることがあります。
これはなかなか感動的な話です。ビルに囲まれた大阪の真ん中の森に、南の島へ向かう赤い鳥がほんの数日、あるいは一日だけ降りる。だから「昨日までいたのに今日はもういない」ということが起こるのでしょう。今回調べたGPS研究を知ると、先ほど作った大阪城での過去の滞在日数の表にも、かなり意味が出てきます。
私が野鳥を見る観点は次の4つです。一はしりもの(その年初めて見た)、二終わりもの(その年最後に見た)、三珍しいもの(絶滅危惧種)、四変わりもの(変わった行動や形)の4つです。
野鳥を探し探検すれば、色々な野鳥を発見します。発見が積み重なれば、その鳥や鳥がいる場所がかけがえのない素晴らしいものと感じます。そして、末永く子々孫々のために残さねばならないほっとけない場所と思うようになります。探検・発見・ほっとけんの自然の3けん主義で信条です