J. S. バッハ?:フルート・ソナタ ト短調 BWV 1020
沖芸コンサートチャンネル
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J. S. バッハ?:フルート・ソナタ ト短調 BWV 1020
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J. S. Bach?:Flute Sonate g-moll BWV 1020
J. S. バッハ?:フルート・ソナタ ト短調 BWV 1020
フルート:飯島 諒(本学助教)
チェンバロ:飯島 未来(本学非常勤講師)
2021年9月25日 沖縄県立芸術大学 奏楽堂
使用楽器:YAMAHA YFL-894W木管(イデアル仕様)
奏楽堂演奏会
• 奏楽堂演奏会(フルートリサイタル)
BWV:1020(1734?)はバッハ全集のBWVが付けられているが、偽作と言われている。息子カール・フィリップ・エマニュエル・バッハ(1714-1788)H542.5の作風を思わせるが、「この時期の彼の作風とは異なる」という意見もあり、はっきりしていない。旋律のみ、あるいは通奏低音のみが、大バッハか息子バッハの誰かの手になり、残りの部分は弟子筋のだれかの手になる、という可能性も考えられる。
しかし、長らく大バッハの作品だと信じられていただけのことはあり、情熱的に訴えかけてくる表現力の強いテーマ、力強い展開、詩的な味わい、第一級の音楽作品であることは間違いない。音域などから考えて、フラウト・トラヴェルソかバロックオーボエのための作品だと考えられるが、旧バッハ全集ではヴァイオリンソナタに分類されていた。
第1楽章は三拍子のアレグロで、長い序奏を受けてフルートが印象的なテーマを歌う(これがいかにもカール・フィリップ・エマニュエルを思わせる)。たえず16分音符の動きを基調として進みながら、熱い思いのたけを吐露するかのような音楽である。
第2楽章はアダージョで、あたたかい変ホ長調。息の長いメロディーで、慰めるような、あるいは瞑想するような趣があるが、ときに熱い思いがこみあげてくるところがある。
第3楽章は再びアレグロとなり、やはり16分音符の動きを基調とする、第1楽章よりもいっそうスピード感のある構成。音楽はひたひたと前に向かい推進力のあるフィナーレ。