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玻璃の静域

ケルトとか民族調音楽好きな人おいで。

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玻璃の静域

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ケルトとか民族調音楽好きな人おいで。
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歌詞 断崖の下 霧が這う底 老いた将軍は 泥に膝をつき 数千の白を ただ見守っていた かつて幾人もの命を奪った その指先で 一滴の湧き水を 幼子のように 一輪の根元へ 静かに捧ぐ 静寂を裂いて 男が現れる 腰に差した鉄は 飾り気もなく その身に纏うは 完成された殺気 「祖父の仇」と男は言った 復讐という名の 因縁を鍵に 絶望という名の 極地を斬るため 武を極めんとした男が 白き庭に立つ 「若人よ 今は雨を待て この花が 透明に透き通るまでは 誰も殺さぬ それがこの庭の掟 憎しみさえも 砥石に変えて 武の頂を目指すというなら この静寂とともに 今立ち去れ」 空から音もなく 霧雨が降り 白いサンカヨウが 水を吸い込んでいく 瞬く間に ガラス細工の玻璃へ 透明になった花びらの奥に 剥き出しになった 命の脈動 世界から色が消え 沈黙が極まった 男が地を蹴り 一閃が奔る 憎しみを超えた 純粋な力の渦 老いた死神は 瞬き一つせず 刃をかわし その懐へと滑る 理に逆らわず 手首を掴み 湿った土の底へ 強者を叩き伏せた 「……諌めは一度。二度は言わぬ」 慈しみを捨てた かつての瞳 冷徹な刃が 心臓を貫き 肉を裂く音だけが 庭に響く 求め続けた 究極の果て この死を お前に与えよう 溢れた鮮血が 透明な花を染め 玻璃の庭に 紅い染みが広がる 雨が止み 花は再び白へと戻り 真実も罪も 静寂の中に隠された 老人はただ一人 汚れた花びらを 震える指先で 静かに拭っていた