見解。意見。分かたれ。【ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-】part.12
オプカCH
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見解。意見。分かたれ。【ミカクテイ事件の観測者-Demons'Timeline-】part.12
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『催し』
お祭りの楽しさが、私にはよく分からない。
正確に言えば、学術的な説明で理解することはもちろんできるが、体感としてそれらを享受することは、私にはできないのだ。
まるで私が冷たい人間のようである。
熱狂。高揚感。連帯感。
その音頭に魅入られている者にとって、私は人形のように見えるのだろう。
冷たく、無機質で、何をしても良い人形。
むしろ好都合とも言えるのか?
それもまた、楽しみ方の一つ。
そう思うのも、一興か。
非日常的な世界では、様々な刺激が味わえるわけだ。
決して悪いこととは思わない。
問題は、人々が重なり合うことで、それが生まれるということだ。
私からすれば、色を重ね過ぎれば、次第に真っ黒なものへと収束していくように。
人々の交錯は、何処かで必ず、やみ、を産む。
華美な色は、確かに目立つ。
浮世離れを表現するには、とても効果的だ。
しかしそれは同時に、浮かずに沈んでいくものを目立たなくさせていく。
当たり前のように、怪我をする者がいる。
最悪、二度と戻ってくることがない人も。
だが浮世から離れているのだ。仕方がない。
黒も立派な色ではないか。
治療薬など存在しない。
はなから、必要ないのかもしれない。
、、、。
これら全てが非日常であるとして肯定されるのならば、水面に浮かぶ枯葉のように、ただ夜を漂う者として、色を失っていくのみなのかもしれない。
そう。
私も、その一人なのだ。
義憤も公憤も、もはや意味がない。
それは、興奮の最中にいる者には、決して分からないだろう。
しかし、これは娯楽だ。
もはや考える必要などないのかもしれない。
名誉やら。過失やら。真理やら。
何かしら飾れば、元がどんな姿であったとしても、もう頷くだけでいい。
、、、。
まるで両生類だな。
成り下がったのか?
いや、それを進化だと唱えたっていい。
それらは群衆が作るのだ。
ただの枯葉である私には分からない。
圧力か、希薄か。
背負うものなど、なくていい。
のに。
私は参加することができない。
それと同時に、価値も灯りも失っていく。
いや、それだけのことなのだ。
もはや、それらはどうでもいい。
シャーデンフロイデ。
私にどんなことが起これば、人々は満足するだろうか。
ドーパミン。
そろそろ悪役の勉強を始めなければならない。
アルゴリズム。
私はどのように分解され、人々にとっての価値へと変換されていくのか。
そう。
別たれる時なのだ。
楽しめないのなら、仕方がない。
あとは、どれだけ盛ることができるのだろうか。
今宵の祭り。
しかし、私が枯葉であるのなら。
それが燃えるのは。
ただ一瞬なのか。