【音楽のヒント】同じ和音なのに、なぜ切ない?|Tosti《Non t’amo più》で考える“伝える伴奏
香川紀恵「伝わる演奏」のつくり方【声楽・伴奏】
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【音楽のヒント】同じ和音なのに、なぜ切ない?|Tosti《Non t’amo più》で考える“伝える伴奏
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香川紀恵「伝わる演奏」のつくり方【声楽・伴奏】
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気持ちを込めて演奏しているのに、なぜか伝わらない。」
そんな経験はありませんか?
今回は、トスティの歌曲 《Non t'amo più》 を例に、
一見シンプルに見える伴奏の中で、どうすれば切なさや物語を“実際の音”として伝えられるのかをお話しします。
同じ和音が続いていても、伴奏者の役割は決して単純ではありません。
歌い手の話を「うん、うん」と聴いているように寄り添うのか。
それとも、我関せずと進んでしまうのか。
逆に、思いやりすぎて待ちすぎれば、音楽の流れそのものが止まってしまいます。
この動画では、歌手と伴奏者がお互いを感じながら、それぞれの役割を果たすアンサンブルについて、実際にピアノを弾きながら考えます。
特にお話ししているのは、
伴奏者は「歌手に合わせる人」ではなく、音楽の中で対話する存在
同じ和音でも、バランス・響き・音の減衰によって表情は変わる
「切なく弾こう」と思うだけでは、聴き手には伝わらない
ピアノ特有の減衰音をどう利用するか
歌手の音を聞いてから反応するのではなく、先を予測して準備すること
裏拍から歌い出すとき、ブレスによって拍子感を失わないこと
「待つ」「合わせる」の加減をどう考えるか
というポイントです。
ブレスをしている間も、音楽は止まっていません。
そして、良いアンサンブルとは、どちらか一方が相手に合わせ続けることではなく、
自分の役割を果たしながら、相手の存在を感じること。
「気持ちを込める」から一歩進んで、
何をどう変えれば、その気持ちが聴き手に届くのか。
歌曲を歌う方、伴奏をする方はもちろん、
「楽譜通りには演奏できるけれど、なぜか音楽が伝わらない」と感じている方にも、ぜひ見ていただきたい内容です。
Chapter
03:09〜 伴奏者は歌手の「聴き手」
05:40〜 同じ和音から切なさをどう作る?
07:13〜 聞いてから合わせるのでは遅い――予測するアンサンブル
08:06〜 裏拍の歌い出し・ブレス・拍子感について
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【香川紀恵プロフィール】
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香川紀恵
コレペティトール/声楽家・伴奏者育成コーチ/ピアノ伴奏者
国立音楽大学卒業直後にイタリア人オペラ指揮者に出会い、約30年「コレペティトール」になるための訓練を受け、アシスタントも務める。
ウィーンでの演奏会「Japan Tunes」に参加(出演・企画・編曲)。ヨーロッパで開催されたMasterclass Opera Internationalに参加。
声楽家・伴奏者に向けて、言葉・アクセント・楽譜・和声・アンサンブルを根拠に、「伝わる演奏」を作る方法を発信しています。
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