金持ちが金持ちを呼ぶ!?金融格差拡大の裏に潜む闇
浮き世の解剖ラボ
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金持ちが金持ちを呼ぶ!?金融格差拡大の裏に潜む闇
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類は友を呼ぶ。強い者どうしが結ばれ、パワーカップルが増えたから格差が広がった、と世間では語られる。だが日本の格差の幅は、税と年金でならした後で見ると二十年以上ほとんど変わっていない。それなのに、いちばん貧しい家の子が平均の暮らしに届くまでには四世代かかる。原因は地頭でも、塾代でも、結婚でもない。一つずつは小さな差が、同じ家に重なっていく仕組みにある。
・遺伝は効く。だが、親から受け継がれなかった遺伝子も、親の暮らし方を通って子の学歴に効いていた。
・勉強しない子が、毎日3時間勉強する子より点が高い。親の学歴も年収も高い家の62点と、低い家の56点。差は塾に通う前からついている。
・場所は効く。ただし、13歳より前に移った子だけ。評判のいい学区には、家族向けの部屋にだけ高い家賃がつく。
・夫婦とも年収700万円以上の家は、共働きの42軒に1軒。格差を左右していたのは、誰と結婚するかより、結婚できるかどうかだった。
母子手帳、月謝袋、入学案内、進路希望調査票、席次表。どの紙の差も一枚なら決め手にならないが、同じ家に重なり、前の紙の結果が次の紙の入口を決めていく。この動画では、同じ年に生まれた二人の家に残った五枚の紙を見比べながら、格差が親から子へ引き継がれる仕組みを解剖していく。
▼合わせて観たい
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【目次】
0:00 類は友を呼ぶ。だが、この説明は数字と合わない
1:14 なぜ、頭のいい親の子ほど、成績がよく見えるのか
4:17 なぜ、塾にお金をかけても成績はそれほど変わらないのか
6:45 なぜ、同じ町に住む子ほど、同じ学校に通わなくなったのか
9:11 なぜ、同じ教室に座る子ほど、進路が分かれるのか
11:17 なぜ、パワーカップルが増えても、格差の幅は変わらないのか
13:13 五枚の紙を、同じ机に並べると
14:02 この階段には、動かせる段がある
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📚 研究の出典元
・いちばん貧しい家の子が平均に届くまでの世代数(日本は4世代・デンマーク2・米英5)
OECD, A Broken Social Elevator? How to Promote Social Mobility(2018年・OECD)
・格差の幅は税と年金でならした後でほぼ横ばい(再分配後のジニ係数)
厚生労働省, 所得再分配調査(令和3年・日本)
・遺伝で何割は、大勢を並べたときの差の話/首都圏の双子2,359組で家が決めていたのは塾・習い事・勉強時間
安藤寿康 ら, 首都圏の双生児研究(2019年・2022年・日本)
・受け継がれなかった遺伝子も子の学歴に効く(受け継がれた分の約3割の強さ)
Kong ら, Science(2018年・アイスランド)
・貧しい家で遺伝の差が出にくいのはアメリカだけ(世界の双子研究のメタ分析)
Tucker-Drob & Bates, Psychological Science(2016年・国際)
・習い事と塾にかける月のお金は、年収の高い家と低い家で3倍
ベネッセ教育総合研究所, 学校外教育活動に関する調査(2017年・日本)
・親の学歴も年収も高い家の勉強しない子62点、低い家の毎日3時間以上勉強する子56点(中学3年)
お茶の水女子大学(文部科学省委託), 保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析(令和3年度・日本)
・年収300万円未満の家の小学生の3割が体験ゼロ・諦めた理由の2位は送り迎えの時間
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン, 子どもの「体験格差」実態調査(2023年・日本)
・点差の大半は小学校に入る時点ですでにできている
Heckman, Science(2006年・アメリカ)
・公立小学校から私立中学へ進む割合(東京全体で2割・文京区ほぼ半分・江戸川区1割あまり)
東京都教育委員会, 公立学校統計調査(2024年・日本)
・学校の平均点が高い学区ほど、家族向けの部屋の家賃だけが高い
Kuroda, Journal of the Japanese and International Economies(2018年・島根県松江市)
・大学・短大への進学率(東京7割超・沖縄5割未満)
旺文社教育情報センター, 都道府県別 大学・短大進学状況(2025年・日本)
・13歳より前に貧しい地区から移った子は、大人になって稼ぎが3割多い
Chetty, Hendren & Katz, American Economic Review(2016年・アメリカ)
・子に大学まで行ってほしい親(全体でほぼ半分・暮らしのお金が少ない家ではさらに半分ほど)
内閣府, 子供の生活状況調査(2021年・日本)
・親の年収が高いほど4年制大学へ進む子が多い・国公立は年収で差が無い
東京大学 大学経営・政策研究センター(CRUMP), 高校生の進路と親の年収の関連について(2009年・日本)
・生活保護を受ける家の子は高校を出ると4割が就職
厚生労働省, 生活保護世帯の子どもの進学率等(令和7年・日本)
・男で非正規として働く人の割合は30年で2倍半
労働政策研究・研修機構(JILPT), 早わかり グラフでみる長期労働統計(総務省 労働力調査より・日本)
・若い男性の4割が、父親と同じ勤め先で働いたことがある
Corak & Piraino, IZA Discussion Paper 4819(2010年・カナダ)
・夫婦とも年収700万円以上の家は共働きの42軒に1軒
前田泰伸, 参議院 経済のプリズム No.234(2024年・日本)
・似た者どうしの結婚が格差を広げたとする試算は、訂正で効果がほぼ消えた
Greenwood ら, American Economic Review Papers & Proceedings(2014年)と訂正(2016年・アメリカ)
・妻の稼ぎは世帯の格差をむしろ縮めていた
何芳, JILPT ディスカッションペーパー 25-04(2025年・日本)
・30代前半の男性の有配偶率(正社員は半分・非正規は7人に1人)
労働政策研究・研修機構(JILPT), 資料シリーズ No.296(2025年・日本)
・50歳で一度も結婚していない男性は30年で5倍
国立社会保障・人口問題研究所, 人口統計資料集(日本)
・ひとり親の家の貧困は4割を超えたまま
厚生労働省, 2025年 国民生活基礎調査の概況(2026年・日本)
・母子で生活保護を受ける母親の3割が、自分も子どもの頃に生活保護の家で育っていた
駒村康平・道中隆・丸山桂, 三田学会雑誌 103巻4号(2011年・日本)
・親の稼ぎの差の3分の1ほどが子に残る
Lefranc, Ojima & Yoshida, Journal of Population Economics(2014年・日本)
・豊かな家の子のクラスに貧しい家の子が入ると、豊かな家の子が気前よくなり、成績は落ちなかった
Rao, American Economic Review(2019年・インド)
・よい学校や仕事の入口を押さえているのは、上から2割の家
Reeves,『Dream Hoarders』(2017年・アメリカ)
※この動画は、特定の個人・団体・地域の方々を批判、揶揄する意図は一切ありません。
#教育社会学 #行動遺伝学 #労働経済学 #家族社会学 #社会階層論 #教育経済学
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