和竿職人|和竿を守り続けてきた職人の熟練された技
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和竿職人|和竿を守り続けてきた職人の熟練された技
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九州リースサービス プレゼンツ「STORY 未来に残したい ふるさとの風景」
第304回:2026年4月5日(日)放送
【和竿職人❷】
「まっすぐの矯め」 木下雅春さん
20歳で父の和竿工房で仕事をはじめ、今年で58年になる木下雅春さん。
木下さんは管理釣り場向けの和竿を作る職人です。
「国内でもこの竿を作っているのは私一人だけだと思います」と、その希少性を静かに語ります。
八女市上陽町にある木下さんの工房から全国の釣り人に、伝統の和竿が今も届けられています。
和竿作りで最も難しいのが「和竿の矯め」と呼ばれる、竹をまっすぐに伸ばす技術です。
曲がった竹を約500度の火であぶり、熱いうちに歪みを矯正していきます。
この工程には長年の経験と勘が重要で、「そこをクリアするためにはかなりの経験が必要」だと木下さんは語ります。
一本一本の竹と向き合い、まっすぐな和竿へと仕上げていく様は、まさに職人技の真骨頂です。
木下さんは、年間約3,000本もの釣り堀用の和竿を一人で作り続けています。
これまで弟子入りを志願する人もいたそうですが、この技術を習得するには約10年という長い年月と辛抱強さが必要です。
「その辛抱をできる方がいれば、色々教えたりもできますけどね…」と、後継者育成の難しさをにじませます。
一流の仕事ができなければ売れない厳しい世界で、木下さんは黙々と伝統を守り続けています。
木下さんが未来に残したいと願う風景は、生まれ育った「上陽町」です。
この町には12もの石橋が現存しており、「これほど石橋がたくさんある場所は非常に珍しい」と語ります。
中には、熊本県の通潤橋を設計した人物が手がけた歴史的な石橋も含まれています。
美しい川と緑豊かな山々、そして歴史を物語る石橋が織りなす風景は、木下さんの原風景そのものなのです。
※この番組は、KBC地域共創プロジェクト「ふるさとWish」関連企画として放送しています。
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