【感動する話】母を亡くし借金生活を送る俺に妻「私には関係ない、離婚させてもらう」→後日、母の古い通帳に挟まっていた名刺へ電話すると見知らぬ老紳士が家に来て…【朗読・いい話・泣ける話】
涙のひと駅
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【感動する話】母を亡くし借金生活を送る俺に妻「私には関係ない、離婚させてもらう」→後日、母の古い通帳に挟まっていた名刺へ電話すると見知らぬ老紳士が家に来て…【朗読・いい話・泣ける話】
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涙のひと駅
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ご視聴いただき、ありがとうございます。
「涙のひと駅」では、日々の中でふと出会う小さな優しさや、
人生のどん底から少しずつ立ち上がっていく物語を、朗読形式でお届けしています。
聴き終えたあと、心にそっと灯りが残るような作品を目指して、一つ一つ丁寧に制作しています。
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【本日のお話】
妻「私には関係ない。あなたのお母さんが作った借金まで、私が背負う義理なんてないでしょう」
台所のテーブルの上に1枚の紙が置かれていた。
役所でもらってきたばかりの離婚届だった。
判子はもう妻の欄にだけ押してある。俺はその紙を見たまま、しばらく声が出なかった。
母の葬式が終わって、まだ1週間も経っていない夜のことだった。
「ねえ、聞いてるの?」
香織の声は驚くくらい落ち着いていた。
怒鳴るでもなく、泣くでもない。もう決めたことをただ事務的に伝える声だった。
玄関には、きちんとまとめられた香織の荷物が、すでに置いてあった。
俺は何か言おうとして口を開き、そのまま閉じた。
返す言葉が本当に一つも見つからなかったからだ。
台所の時計の秒針だけが、やけに大きく聞こえていた。
あの夜、俺は全てを失ったと思った。
母を失い、妻に去られ、後には200万を超える借金だけが残った。
だが、この時の俺はまだ知らなかった。
母が本当に残してくれていたものが、いったい何だったのかを。
それを知るのは、もう少し先のことになる。
ぜひ最後までお楽しみください。
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※本動画は、エンターテインメントを目的としたオリジナル朗読作品です。
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