THE KING OF FIGHTERS'96 ザ・キング・オブ・ファイターズ '96
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THE KING OF FIGHTERS'96 ザ・キング・オブ・ファイターズ '96
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THE KING OF FIGHTERS '96
→「w:The King of Fighters '96」も参照
オロチ編三部作の第2章。
1996年7月30日稼動。家庭用としては前作同様、ネオジオ、ネオジオCD、セガサターン、PlayStationで発売。セガサターン版は汎用の拡張ラムカートリッジ(1MB)専用となり、同梱版も発売された(『'95』専用の拡張ROMとは互換性がない。後に製造された拡張ラムカートリッジ4MBを使用した場合はキャラクターが正常に表示されない。)。またセガサターン版において『'95』とセットになった、『KOFダブルパック』も限定発売された。PlayStation版では、主人公の京を差し置いて、人気キャラクターの庵が単独でパッケージとしてデザインされている。後にPS2でも、NEOGEO オンラインコレクションVol.3の『THE KING OF FIGHTERS -オロチ編-』内の1タイトルとして収録された(家庭用ネオジオ版の移植。ただし、独自の要素として、元はCPU専用だったボスキャラクター2人が使用可能になっている)。また、2007年にはPS3・PSP・PS Vita向けのゲームアーカイブスでもPS版が配信された。2010年にはPSP版『THE KING OF FIGHTERS PORTABLE'94〜'98 Chapter of Orochi』内にも収録。レイティングは全てCERO:B(12才以上対象)。
ゲームシステム
キャラクター選択画面のカーソルは本作から個人単位の物のみとなったため、前作にあったモード選択ミスの危険が無くなっている。
主催者は神楽ちづる。なお、本作は前作までと異なり裏大会ではなく、各メディアへの報道も行われ、様々な企業もスポンサーとして協賛した公式大会という設定である(『'97』も同様)。『'96』優勝チームは主人公チーム[6]。
大門とクラークを除くキャラクターの攻撃避けが廃止され、新たに緊急回避動作(前転後転)が導入。また、フロントステップがダッシュ(ラン)に変更された。ジャンプも小・中ジャンプが追加され、スピーディーなゲーム性になった。さらに、ガード耐久値とガードクラッシュ、投げ抜け、空中ガードなど新機能が追加された。バランス面でも修正がなされており、パワーMAX時における攻撃力は低下した。また、飛び道具が大幅に削除・変更され、接近戦での攻めを主体とする戦闘形態を意識させている。さらに、キャラクター間の相性システムが適用された。これは相性によって援護攻撃の可否が決まるしくみになっている。
本作から一部のキャラクターに複数の超必殺技が実装されるようにもなった。また、体力ゲージ点滅かつパワーMAXの状態で、高い威力と派手な演出に変化するパワーMAX超必殺技が使用できるようになった(MAX状態かつ点滅状態で超必殺技の威力が上昇するのはシリーズ過去作からの仕様だが、従来、技の見た目の演出は通常の超必殺技と同じで特に分けられてはいなかった)。
パワーMAX状態になるとパワーゲージが減少を始め、これが無くなるとMAX終了という形になった。それによって状態の残り時間が視認できるようになっている。
各キャラクターの必殺技コマンドが大幅に整理され、斜め上までの入力の廃止、コマンドの一部が被っていたキャラクターは入力向きやボタンを変更など、入力し易くなるよう変更が行われた。特に『餓狼伝説』や『龍虎の拳』のキャラクターの場合、原典のゲーム時そのままの「隠すこと、出しにくくすること」自体を目的とした超必殺技コマンドが変更され『KOF』のゲームスピードにあった使い方ができるようになった。ただしコマンドの入力判定に癖があり、技自体は若干出し辛くなってしまっていた。
本作からストーリーの分量が増え(ゲームの外で語られるチームストーリーも増加)、オロチ編のストーリーが本格化。オロチ編の鍵を握るゲーニッツや神楽ちづるといったキャラクターが登場し、ゲームコンセプトは「SNKゲームキャラクターの夢の対戦」から完全に『KOF』独自路線へと移行した。また、ラウンド前に特定のキャラクター同士での掛け合いが追加された。
本作は初めて既存のチームの編成に入れ替えが入り、怒チームにはハイデルンに替わり新キャラクターのレオナが加わった。龍虎の拳チームはタクマに替りユリが加わり、一方で女性格闘家チームにいたユリに替り「龍虎の拳外伝」に登場した藤堂香澄が加わった。
なお、ユリ、キングのサービスカット(脱衣KO)が本作から廃止された。ただしユリの場合、時間切れ引き分けの時に肩部分を露出させるという演出があった(下着は見えない)。
ボスキャラクター2人はネオジオCD版以降の家庭用移植版で使用可能。ネオジオCD版では隠しキャラクター扱いで、キャラクター選択画面で、スタートボタンを押しながら、「↑+B →+C ←+A ↓+D」と入力したら、画面にちづる、ゲーニッツが現れ、使用可能になる。
出場キャラクター
チーム名 メンバー
主人公チーム 草薙京 二階堂紅丸 大門五郎
餓狼伝説チーム テリー・ボガード アンディ・ボガード ジョー・ヒガシ
龍虎の拳チーム リョウ・サカザキ ロバート・ガルシア ユリ・サカザキ
新・怒チーム レオナ ラルフ クラーク
サイコソルジャーチーム 麻宮アテナ 椎拳崇 鎮元斎
新・女性格闘家チーム 藤堂香澄 不知火舞 キング
キムチーム キム・カッファン チャン・コーハン チョイ・ボンゲ
八神チーム 八神庵 マチュア バイス
ボスチーム ギース・ハワード ヴォルフガング・クラウザー Mr.ビッグ
ボスキャラクター
(一部家庭用のみ隠しキャラクターとして使用可) ボス:神楽ちづる
最終ボス:ゲーニッツ
あらすじ
前回大会でオロチの力に飲み込まれ消滅したルガールによって開催された2度の大会が終結して1年、新たに開催される事になった本大会は、巨大企業数社のスポンサードによる全世界的スケールのメジャー大会として開催された。
世界各地で予選が開催され、前2回のKOF常連チームが本戦に顔を並べる中、何とそれぞれが争い世界の覇権を握ろうと野望を抱いていたあのギース・ハワード、ヴォルフガング・クラウザー、Mr.ビッグの3人がチームを組む形でエントリーするという驚愕な事態となった。その一方で、前回の大会で京を倒し損ねた庵もまたルガールの秘書を務めていた2人の女性マチュアとバイスの二人と新たにチームを組む形で出場しており、怒チームでは指揮官のハイデルンが後方からの指揮を担当する形でチームを抜けた代わりに彼の養女でもある新妹隊員のレオナ・ハイデルンが加入していた。
実は今回の大会にも大きな裏が隠されており、大会の主催者である神楽ちづるは、「三種の神器」と呼ばれる能力を守る為に存在してきた三つの一族(草薙家、八神家、神楽家)のうちの一つ「神楽家」の末裔であった。彼女は人類の滅亡を望んでいる地球意思「オロチ」に対抗しうる力として、オロチの復活を目論む「オロチ四天王」と戦えるだけの実力を備える戦士を探し出そうとしていたのである。優勝チームの実力を自ら戦って確かめるちづるであったが、そこに「三種の神器」の末裔を滅ぼそうとするオロチ四天王の一角・吹き荒ぶ風のゲーニッツが突如乱入した。
自らの行使する暴風をもってして会場の全てを破壊しつくそうとするゲーニッツであったが、最後は「人間」としての本能によって発動させた庵の「紅い炎」と京の力によってゲーニッツは倒される末路を迎えた。しかし、大会の終結直後、庵は「血の暴走」によってゲーニッツと袂を分かったマチュアとバイスの二人を手に掛け、レオナもまた自身がオロチの血を引いていた上にゲーニッツの手引きにより自らの手で両親を殺害してしまった真実を知る事となった。
THE KING OF FIGHTERS '96 ネオジオコレクション
1997年2月14日にネオジオCDで発売されたデータベースソフト。『'96』関連のデータなどが収録されたファンディスクとなっている。