【泣ける昭和フォーク】住み慣れた家を離れた父と、支えた祖母。「父が家を手放した日」|Japanese Folk Ballad
うた物語 〜泣けるオリジナルソング〜
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【泣ける昭和フォーク】住み慣れた家を離れた父と、支えた祖母。「父が家を手放した日」|Japanese Folk Ballad
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うた物語 〜泣けるオリジナルソング〜
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商売がうまくいかず、住み慣れた家を離れた父。
苦しい日々にも息子を信じた祖母と、少しずつ暮らしを立て直した家族。
新しい家の鍵を握る父の姿を、大人になった子供が振り返る歌です。
■ 歌詞
商売がうまくゆかず
父は店を閉めた
住み慣れた家も
離れることになった
荷物をまとめる母の
そばに座って
私は友達との別ればかり
惜しんでいた
父は最後に
誰もいない部屋を見ていた
その背中の寂しさを
私はまだ知らなかった
移った家は
前より古く狭かった
母は窓を開け
夕飯の支度をした
父は食卓でも
口数が減っていた
祖母はいつものように
父の茶を注いだ
私には頼れる父も
祖母の前では
子供に戻ったように
弱音をこぼした
笑える日もあれば
うつむく日もある
何もかも失くしたと
思う日もある
祖母は父の背中に
そっと手を添えて
また笑える日が来ると
信じていた
何年もかけて
父の仕事は落ち着いた
夕飯の席にも
笑い声が戻ってきた
もう一度
家を移ることになって
今度は日当たりがいいと
母が喜んだ
祖母にも見せたいと
父は何度も言った
心配をかけたぶん
喜んでもらいたかった
けれど引っ越しの日
母が抱えていたのは
いつもの笑顔で写った
祖母の写真だった
明るい部屋で
母も私も笑った
父は祖母の写真を
窓のそばに置いた
「間に合わなかったな」と
小さくつぶやいて
新しい鍵を
手の中で握りしめた
笑える日もうつむく日も
あれから私も重ねてきた
今ならわかる
あの日父を支えた祖母の想いが
―――
うた物語 〜泣けるオリジナルソング〜
昭和歌謡・昭和フォークの香りを残した、書き下ろしのオリジナル曲をお届けしています。
音楽・画像制作の一部にAIを使用し、人の手で構成・編集しています。
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