お米は斬られた神のお腹から?日本書紀のツクヨミと昼夜の始まり【夜席】
影絵一座 ともし座
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お米は斬られた神のお腹から?日本書紀のツクヨミと昼夜の始まり【夜席】
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影絵一座 ともし座
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お米は、斬られた神の体から生まれた?日本書紀の別の伝えに残る、月の神ツクヨミと食べ物の神ウケモチの夜。昼と夜が分かれたわけと、斬られた側の影をたどります。
灯、ひとつ。——ともし座、開演。
今宵の演目は、【夜席】「お米は斬られた神のお腹から?日本書紀のツクヨミと昼夜の始まり」でございます。
■ 本日の番付
丈(じょう) … 月の神ツクヨミ
ヨイ … 食べ物の神
コマ … 2人目の使い
モチ … 名のない村の長
スミ … 魚と鹿と牛
■ 目次
0:00 開演
0:10 第1幕 月の神は、何をした神か
3:08 第2幕 100の机のもてなし
7:21 第3幕 斬られた神の体から
14:53 第4幕 書かれていないこと
17:05 楽屋と終幕
■ 今夜の種本
灯止めの札に記した出典です。確かさは「定説・有力・諸説・俗説」の札でお示ししております。
[定説]古事記は712年、日本書紀は720年に成立 ── 日本大百科全書「古事記」「日本書紀」(黛弘道)
[定説]古事記:右の目を洗って、月の神が生まれる ── 『古事記』上巻
[定説]古事記の神話で、月の神の名は2か所だけ ── 『古事記』上巻/國學院大學 古事記神名データベース
[定説]スサノオ:天を追われ、ヤマタノオロチを退治 ── 『古事記』上巻
[定説]アマテラス:天の岩屋に隠れる ── 『古事記』上巻
[定説]書紀の本文:月の神の光は「日に亜ぐ」 ── 日本書紀 巻第1 第5段 本文
[定説]月の神の名は、月弓・月夜見・月読と伝えごとに違う ── 日本書紀 巻第1 第5段 本文の注
[定説]一書第6:月の神は海原を治める役 ── 日本書紀 巻第1 第5段 一書第6
[定説]書紀の神話の巻で、月の神が動く話は1つ ── 日本書紀 巻第1・第2
[定説]一書:本文と別の伝えを並べたもの ── 日本大百科全書「日本書紀」(小学館)
[定説]第5段の一書は11 ── 日本書紀 巻第1 第5段
[定説]月の神は「日に配べて天の事を知らす」役 ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]アマテラスが、月の神を見に行かせる ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]ウケは、食べ物を表す古い言葉 ── 世界大百科事典「保食神」(西宮一民)
[定説]口から飯・魚・けものを出し、100の机でもてなす ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]月の神「穢らわしい、いやしい」と怒る ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]原文「廼ち剣を抜きて撃ち殺しつ」 ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]日の神「汝は悪しき神、相見じ」 ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]日と月は「1日1夜、隔て離れて住む」 ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[有力]日と月が昼夜に分かれる由来の話 ── 世界大百科事典「保食神」(平凡社)
[定説]使いが着くと、ウケモチはすでに死んでいた ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]頭が牛馬に、額に粟、眉に繭、目に稗、腹に稲 ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]日の神「人々が食べて生きていくもの」と喜ぶ ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]天邑君を定め、稲を天狭田・長田に植える ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]その秋、穂は重く垂れて実った ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]繭から糸を引き、養蚕の道が始まる ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11
[定説]原文「顕見蒼生」:この世の青人草=人々 ── 日本書紀 巻第1 神代上 第5段 一書第11/デジタル大辞泉「青人草」
[定説]国生み:阿波の国の別名が大宜都比売 ── 『古事記』上巻
[定説]古事記:スサノオがオオゲツヒメを殺す ── 『古事記』上巻
[定説]頭に蚕、目に稲、耳に粟、鼻に小豆、下のほうに麦、尻に大豆 ── 『古事記』上巻
[定説]殺されたあとの系譜に、同じ名がもう一度出る ── 『古事記』上巻
[有力]この出来事のあと、人に死が訪れるように ── 世界大百科事典「ハイヌウェレ型神話」
[定説]ハイヌウェレ:埋められた娘の体から芋が ── 日本大百科全書「ハイヌウェレ」(大林太良)
[有力]1937〜38年のモルッカ調査で採録 ── Jensen & Niggemeyer『Hainuwele』(1939)
[定説]名づけたのはイェンゼン:ハイヌウェレ型 ── 日本大百科全書「ハイヌウェレ」(大林太良)
[定説]記紀の食べ物の神の話も、この型に数えられる ── 日本大百科全書「ハイヌウェレ」(大林太良)・「大気都比売神」(守屋俊彦)
[諸説]食べ物の神の死は、刈り入れを表すという見方 ── 世界大百科事典「保食神」(西宮一民)
[諸説]日の神の陰で話が広がらなかった、という見方 ── 日本大百科全書「月読命」(吉井巖)
[定説]顕宗天皇3年:月の神が人に憑き、土地を求める ── 日本書紀 巻第15 顕宗天皇3年2月
[定説]月の神に、歌荒樔田という田が奉られる ── 日本書紀 巻第15 顕宗天皇3年2月
[定説]語られない理由は、記紀に書かれていない ── 日本書紀・古事記の本文
[定説]月の神の出番:記紀の神話ではここまで ── 日本書紀 巻第1・第2/『古事記』上巻
[定説]古事記の月の神:生まれて役目を受けるだけ ── 『古事記』上巻
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■ 灯守(ひもり)さんへ
最後まで見届けてくださった方は、コメントに「灯、ひとつ」とだけ、置いていってくださいませ。
今夜の問いは、固定コメントに記しておきました。
影は、覚えている。
影絵一座 ともし座 ── 名前の残らなかった側を、影絵で上演する
#影絵芝居 #ともし座 #夜席