なぜ会話のあとほど「失敗した」と思うのか【好意のギャップ】
好意の解剖学【データで語る恋愛】
0:00 / 0:00
なぜ会話のあとほど「失敗した」と思うのか【好意のギャップ】
123 просмотра · 5 дней назад
好意の解剖学【データで語る恋愛】
14 подписчиков
123 просмотра · 5 дней назад
00:00 - 1. 帰りの電車の反省会
01:36 - 2. うまく話せないのは、あなただけなのか
02:41 - 3. 話したあと、相手はあなたをどう見ていたのか
04:52 - 4. 好かれるかどうかを分けたのは、何だったのか
07:13 - 5. 次の会話で、変えられるのはどこか
07:55 - 6. 結び
友人の集まりで、たまたま隣になった人と三十分ほど話した。感じのいい人だった。それなのに帰りの電車では、話が途切れたところや、つまらない話をしたところばかりを思い返している。
会話では、話のうまい人が好かれるとよく言われます。だから次が無いのは、自分の話が面白くなかったからだ。そう思って、反省会を続けていないでしょうか。
初めて会った人どうしに話をしてもらい、終わったあとで「相手をどれくらい好きか」「相手からどれくらい好かれたと思うか」を別々に聞いた研究があります。二人の答えは、合っていませんでした。
話したあと、なぜ人は「失敗した」と思うのか。そして、好かれるかどうかを実際に分けていたのは何だったのか。二つの心理学の研究から見ていきます。
▼参考文献
・国立社会保障・人口問題研究所「第17回出生動向基本調査 結果の概要」(2025年調査)
https://www.ipss.go.jp/ps-doukou/j/do...
(独身でいる理由に「異性とうまくつき合えないから」を選んだ25〜34歳の未婚者:2025年 男性18.2%・女性13.5%/1992年 男性10.5%・女性7.9%)
・Erica J. Boothby, Gus Cooney, Gillian M. Sandstrom, Margaret S. Clark (2018)
"The liking gap in conversations: Do people like us more than we think?"
Psychological Science, 29(11), 1742-1756.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/30183...
(初対面の5分の会話で、相手が実際に答えた好感 5.82/本人の見積もり 5.17。会話の長さを2〜45分で比べた研究、大学寮の同室の1年生を9月から翌年5月まで追った研究を含む)
・Karen Huang, Michael Yeomans, Alison Wood Brooks, Julia Minson, Francesca Gino (2017)
"It doesn't hurt to ask: Question-asking increases liking."
Journal of Personality and Social Psychology, 113(3), 430-452.
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/28447...
(文字だけの会話15分で、質問を9回以上した人 5.79/4回以下の人 5.31。スピードデート1回4分の録音の分析で、聞き返しの質問が多い人ほど、相手から「また会いたい」をもらっていた)
▼補足
・「異性とうまくつき合えないから」は、出生動向基本調査の独身者調査の選択肢の一つで、複数回答です。会話の苦手さだけを聞いた設問ではありません。同じ年の最多は「適当な相手にまだめぐり会わないから」(男性39.2%・女性39.9%)です。2025年の値は、2021年(男性20.0%)より低くなっています。
・Boothby ら(2018)は米国・英国の研究で、恋愛の場面ではなく、初対面の会話や大学寮の同室の相手を調べたものです。日本では確かめられていません。見積もりの差は、7段階の尺度で平均0.6前後です。
・Huang ら(2017)で、質問の数をくじで割り当てたのは文字だけの会話の実験です。スピードデートの分析は録音を後から調べた観察で、因果までは言えません。測ったのは初対面の4分間の会話で、その後に付き合ったかどうかは測っていません。日本では確かめられていません。
・「20回の出会いで、また会いたいと言われる回が平均しておよそ1回増えるほどの差」は、論文の「聞き返しの率の差が、20回のスピードデートで平均1回の成功にあたる」という記述によります。
・研究はどれも平均の話です。一つひとつの会話の出来は分かりません。
・帰りの電車や友人の集まりの場面は、説明のための描写です。実在の人物ではありません。
#好意のギャップ #会話 #恋愛心理学 #心理学 #社会心理学